出版社内容情報
野村 総一郎[ノムラ ソウイチロウ]
監修
内容説明
「最高」から「最低」へ気分が激変!躁と、うつが入れ替わりあらわれる心の病。正しい見極め方、原因、治療法を完全図解!
目次
1 躁とうつが入れ替わりあらわれる(ケース1 買い物が止められず、自己破産に;ケース2 実現不可能な計画を次々と立ち上げる ほか)
2 大きくみると二つのタイプがある(診断1 初診では多くがうつ病と診断される;診断2 双極性障害とうつ病の特徴を知る ほか)
3 発病の原因やきっかけは、単純ではない(原因 遺伝子、成育歴、脳…考えられること;誘因 ストレスと睡眠不足が大きなきっかけ ほか)
4 薬物療法と認知療法を中心に(概要 うつ病より治療が困難になる二つの理由;薬物療法 双極性のうつ状態は、うつ病とは薬が違う ほか)
5 日常のなかで本人や周囲ができること(本人1 見失っていた自分をとりもどす;本人2 生活のリズムをととのえる ほか)
著者等紹介
野村総一郎[ノムラソウイチロウ]
六番町メンタルクリニック所長。1949年広島県生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。藤田学園保健衛生大学精神科助教授、立川共済病院神経科部長、防衛医科大学校精神科教授、同大学校病院院長を経て、2015年より現職。1985~87年、米国テキサス大学医学部、メイヨー医科大学に留学。日本うつ病学会第1回総会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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明るい表通りで🎶
36
躁と、鬱が入れ替わりあらわれるこころの病気。正しい見極め方、原因、治療効果を完全図解。正直に病気と向き合おうと思った!(^^)!2025/05/07
pulpo8
12
「双極」とは「二つの極端な状態にぶれる」という意味。数年前からの持病ではあるんだけど(おそらく1型・再発2回)、ここに載ってる症例ほど荒くないため、日常生活としては服薬で問題なし。ただ認知行動療法はノートにメモくらいやっておくといいかもなぁ、と思いました。波があって本当に沈み込んでしまうので…。思考パターンを変える!は障害なくても大切なこと。リチウムの作用なんかが勉強になった。2018/10/25
Mari
7
図書館 2024/05/19
マカロニ マカロン
6
個人の感想です:B。11/1から私の職場に、障害者枠で一人双極性障害の方が働き始めるので、参考書として読んだ。治療法としては薬物療法が一般的。リチウムに代表される気分安定薬を中心に使い、症状に応じて、抗精神薬や抗うつ薬を併用することもある。「一生薬を飲むこ」といわれても、毎日飲むわけではなく、予兆を感じたら飲むなど、病気と付き合いながら飲んでいく。「薬さえ飲んでいれば一生困らない」と考える。また、かつての悪いイメージ(電気ショック)もあるが「修正型通電療法」も安全に進化している。2017/10/27
雛子
6
私自身、最近、双極性障害なのかどうかわからない。クリニックで診断を受けてから、ずっと双極性障害ということになってはいる。薬物療法のページが役に立った。2017/09/15