出版社内容情報
多くの困難が伴う高齢での妊娠・出産。本書では母子ともに安全・安心な出産を実現する方法、ならびに問題とその対処法を示していく。 晩婚化が進み30代後半での初産は珍しくない昨今だが、高齢妊娠・出産には困難が伴う。卵子の老化が影響し、妊娠しにくく流産しやすい。不妊治療は妊娠・出産時のトラブルを増加させる。婦人科系の疾患などが合併する例も増えている。妊娠前は健康な母体でも「40歳以上」というだけでハイリスク妊娠に分類されるのが現実だ。
本書では、母子ともに安全な出産を実現するために、不妊治療、妊娠時・出産時に起こりうる問題と対処法、産後の過ごし方など、高齢妊娠・出産ならではの注意点をイラストをまじえながら、わかりやすく提示。最新情報を網羅した決定版。
〔本書の主なポイント〕
●子づくりには「適齢期」がある。挑戦は早めに
●「四〇歳代」なら、それだけでハイリスク
●卵子の老化とは?
●タイムリミットは個人差大。産める体づくりを
●「二人目不妊」に悩む人はどうしたらいいか?
●不妊治療と出生前診断
●リスクが低ければ病院・産院選びの選択の幅が広がる
●妊娠中にみられる「マイナートラブル」のいろいろ
●高齢妊娠は「安定期」に入っても油断できない
●高齢出産だからこそ分娩方法は「安全第一」で選ぶ
1 迫る! タイムリミット
子づくりだけは「適齢期」がある/年齢と不妊傾向/染色体異常/婦人科系の病気への対応 など
2 「妊娠しました!」といえるまで
妊娠のしくみ/不妊治療/出生前診断 など
3 高齢妊婦の妊娠生活
ハイリスク妊娠か?/妊娠トラブルへの対応 など
4 安全な出産のために
お産の進み方/自然分娩,麻酔分娩,帝王切開 など
5 これから始まる育児生活
母乳育児/産後のトラブルへの対応/障害がある赤ちゃん など
中山 摂子[ナカヤマ セツコ]
監修
内容説明
卵子の老化はいつから始まるのか?不妊治療、妊娠中のトラブル、分娩方法…安全に産むために知っておきたい知識が満載。
目次
1 迫る!タイムリミット(いつ産むか―子づくりにはある「適齢期」。挑戦は早めがよい;高齢出産のリアル1―「産みたい」と思っても、すぐ授かるとは限らない ほか)
2 「妊娠しました!」と言えるまで(妊娠のしくみ―妊娠成立までには長い道のりがある;不妊治療1―なかなか授からない原因はいろいろ ほか)
3 高齢妊婦の妊娠生活(妊娠カレンダー―四〇週かけて胎児は子宮の中で大きく育つ;妊婦健診―妊娠初期から出産直前まで定期的に受診 ほか)
4 安全な出産のために(バースプラン―出産前に決めておかなければならないこともある;予定日が近づいたら―サインはいろいろ。陣痛前の破水に注意して ほか)
5 これから始まる育児生活(心がまえ―よく起きて、よく泣く。赤ちゃんはそういうもの;母乳育児1―おっぱいによい生活はママの体にもよい ほか)
著者等紹介
中山摂子[ナカヤマセツコ]
昭和61年東京女子医科大学卒業、同大学産婦人科教室入局。平成6年より2年間米国衛生研究所(NIH)へ留学、平成9年より愛育病院勤務。東京女子医大に日本で初めての周産期センターが出来た際の第3期生として入局して以来、周産期医療を中心に活動。高年妊娠、ハイリスク妊娠を専門とする一方、オープンシステム、セミ・オープンシステム、院内助産など、今後の産科医療のあり方についても積極的に考え、推進活動に参加している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Taka
Ryoko Masaoka
おちおち
ニノちゃんが大好き
charmy hitomi