出版社内容情報
赤ちゃんはしぐさと言葉にならない声でメッセージを発している。本書ではその気持ちを読みとる方法を紹介。知れば育児が楽しくなる。不思議な「心」のメカニズムが一目でわかる
《講談社 こころライブラリーイラスト版》
【言葉のない1年間には意味がある】
生後1年間、赤ちゃんはなぜ、言葉を発しないのでしょうか。言葉のない1年間には、言葉がないだけの意味があります。言葉の前に、基礎的なコミュニケーションをつくっているのです。
赤ちゃんは視線や表情、しぐさで、親に気持ちを伝えようとしています。親がそれを読みとり、しぐさを返していくことで、赤ちゃんのなかに、コミュニケーションの土台ができていきます。
本書は赤ちゃんのしぐさから、気持ちを読みとるコツを解説。赤ちゃんの気持ちを読みとることができるようになり、子育てがますます楽しくなるママ&パパ必読の育児書です。
【こんなとき赤ちゃんは、どんな気持ちでいるのかな?】
●動くおもちゃをずっとながめている
●レジ袋の音がすると、目を向ける
●抱っこをすると身をよじってエビぞりに
●来客をじろりとにらむ
●糸くずをにぎりしめて離さない
●自分の足のつまさきをペロペロなめる
●食べ物をグチャグチャにかきまぜる
???答えはすべて本書のなかにあります!
【本書の構成】
第1章 わかってあげたい! 赤ちゃんの気持ち
第2章 言葉のない一年間には意味がある
第3章 0歳児は言葉より触覚で遊びたい
第4章 言葉にならない声で伝えようとしている
第5章 赤ちゃんの力を知ると、気持ちがもっとみえてくる
赤ちゃんの自由気ままなしぐさをみる楽しさ
しぐさをよくみていると、気持ちがみえてくる
《第1章 わかってあげたい!赤ちゃんの気持ち》
【気持ちがわからない?】気持ちを読みとる育児が減りつつある
【育児の変化1】一方的に/おもちゃを渡すだけ、語りかけるだけの育児に
【育児の変化2】両極端に/言葉かけか、スキンシップか、両極端のブーム
【育児の変化3】管理型に/安全神話にしばられて、お母さんたちは大変
【どうすればいい?】「与える育児」から「受け取る育児」にかえる/ ちょっと危ないことでも、おおらかに見守る
【気持ちがわかる!】赤ちゃんの豊かな感情表現を受けとるように
《第2章 言葉のない1年間には意味がある》
【0歳児の言葉】言葉の前のコミュニケーションが育つ時期
【やってみよう!】お母さんは言葉かけを少し減らしてみる
【言葉のないしぐさ】うれしいの?/ 飽きない?/ 気になる?/ いやがっている?/ 人見知り?/ わかっている?/ 遊びたい?
【キーワード】一度できたことができなくなる?「U字現象」とは
《第3章 0歳児は言葉より触覚で遊びたい》
【0歳児の遊び】触覚を使って、好奇心をふくらませていく
【さわるしぐさ】お気に入り?/ 気になる?/ かゆい?/ 楽しい?/ 物好き?/ 傷ついた?/ いたずら?
【キーワード】考える前に体が動く!赤ちゃん特有の「反射」とは
【やってみよう!】ときには赤ちゃんの遊びを邪魔してみる
《第4章 言葉にならない声で伝えようとしている》
【0歳児の声】舌や口の発達とともに、出せる声が増える
【声としぐさ】つらい?/ 退屈?/ 満腹?/ 気持ち悪い?/ うそ泣き?
【やってみよう!】赤ちゃんの呼びかけに「ウー」とまねして返す
《第5章 赤ちゃんの力を知ると、気持ちがもっとみえてくる》
【赤ちゃんの力】赤ちゃんには、自発的な学習能力がある/ 無意識に笑い、人を引きつける才能がある/ 「運動」発達にしたがって、気持ちが広がっていく/ 「認知」が発達すると、お母さんをますます好きに/ 「言葉」の発達は、0歳ではまだ土台づくりの段階
小西 行郎[コニシ ユクオ]
監修
内容説明
なぜ泣いてるの?なにが気になるの?どうしてほしいの?「声」と「しぐさ」で赤ちゃんの言葉にならない思いを受けとりましょう。子育てがますます楽しくなるママとパパのHappy育児書。
目次
1 わかってあげたい!赤ちゃんの気持ち(気持ちがわからない?気持ちを読みとる育児が減りつつある;育児の変化1 一方的に おもちゃを渡すだけ、語りかけるだけの育児に ほか)
2 言葉のない一年間には意味がある(0歳児の言葉 言葉の前のコミュニケーションが育つ時期;やってみよう!お母さんは言葉かけを少し減らしてみる ほか)
3 0歳児は言葉より触覚で遊びたい(0歳児の遊び 触覚を使って、好奇心をふくらませていく;さわるしぐさ/お気に入り?糸くずやほこりをギュッとにぎりしめている ほか)
4 言葉にならない声で伝えようとしている(0歳児の声 舌や口の発達とともに、出せる声が増える;声としぐさ/つらい?「アブー」「エグエグ」「ギャー」の違いとは ほか)
5 赤ちゃんの力を知ると、気持ちがもっとみえてくる(赤ちゃんの力 赤ちゃんには、自発的な学習能力がある;赤ちゃんの力 無意識に笑い、人を引きつける才能がある ほか)
著者等紹介
小西行郎[コニシユクオ]
同志社大学赤ちゃん学研究センター長。1947年、香川県生まれ。京都大学医学部を卒業。同大学医学部附属病院未熟児センター、福井医科大学小児科、オランダ・フローニンゲン大学(発達行動学)留学、埼玉医科大学小児科、東京女子医科大学・乳児行動発達学講座などをへて、2008年から現職。また、「日本赤ちゃん学会」を立ち上げ、現在は理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。