出版社内容情報
子どもの心は、お母さんとの関わり次第で大きく変わります。10歳までにどう関わることが必要なのか、多くの具体例とともに解説。10歳までの子育てで「すべきこと」「してはいけないこと」とは?
――多くの「悩めるよい子」を見てきた精神科医の「お母さんのための処方箋」
子どもの心の土台は、10歳ごろまでに固まり始めると考えられています。
そして、子どもの心に大きな影響を及ぼすのが、親とのかかわりです。
一見、何の問題もないように見える子どもであっても、
親の関係とあわせて子どものようすを振り返ってみると
「悩みのもと」が潜んでいたと思われることも少なくありません。
じつは、素直で親のいうことをよく聞く「よい子」ほど、心の問題を抱えがちです。
しかし、10歳までに「悩みのもと」に気づくことができれば、
軌道修正はさほどむずかしくないのです――。
《子どもが抱える「悩みのもと」をみつけるために、こんな「よい子」に要注意》
・好き嫌いを言わない
・自慢げにすることがない
・勉強や習い事をがんばりすぎる
・クラスの人気者で、誰からも好かれている
《「悩めるよい子」を育てるのは、お母さんのこんなかかわり方です》
・子どもの行動を何もかも指図する
・イライラをぶつけてしまう
・「あなたのため」と言って、子どもに無理をさせる
・子どもに期待しすぎる
・子どもの話への反応が薄い
★なぜ、「10歳まで」が大切?
……10歳までに生き方のベースができるからです
★なぜ、「よい子」が要注意?
……不登校、摂食障害、対人恐怖症などの心の病は10歳まで「よい子」だった子の思春期に起こりやすいのです
★なぜ、「悩めるよい子」が育ってしまう?
……子どもを親のペースに巻き込んでしまうからです
★10歳までの「習い事」で子どもを伸ばすには?
……子どもが好奇心を示すものに注目することが、才能を伸ばす基本です
第1章 「10歳まで」が大切なわけ
第2章 「よい子」は思春期に悩み始める
第3章 「よい子」のどこが、なぜ問題? ――4つの特徴と「対応のしかた」
第4章 「悩めるよい子」を育てるかかわり方
――問題のある4つの傾向と「お母さんのための処方箋」
第5章 10歳までの「遊び」と「習い事」で子どもを伸ばす
鍋田 恭孝[ナベタ ヤスタカ]
著・文・その他
内容説明
なぜ、「10歳まで」が大切?なぜ、「よい子」が要注意?なぜ、「悩めるよい子」が育ってしまう?10歳までの「習い事」で子どもを伸ばすには?「よい子」が抱える「悩みのもと」をみつけるために。多くの「悩めるよい子」を見てきた精神科医の「お母さんのための処方箋」
目次
第1章 「10歳まで」が大切なわけ(10歳までの体験が人生を決める;10歳までの悩みからは立ち直りやすい)
第2章 「よい子」は思春期に悩み始める(「よい子」は心のバランスを崩しやすい;摂食障害だったカレン・カーペンター ほか)
第3章 「よい子」のどこが、なぜ問題?―4つの特徴と「対応のしかた」(自分の主張がなさ過ぎる子、自分で選べない子;どこか不安や緊張の強い子 ほか)
第4章 「悩めるよい子」を育てるかかわり方―問題のある4つの傾向と「お母さんのための処方箋」(子どもの行動を規制し、過剰にコントロールする;不安・緊張・抑うつを抱えているとわかる ほか)
第5章 10歳までの「遊び」と「習い事」で子どもを伸ばす(「遊び」で子どもの力を伸ばす;「習い事」で子どもの才能を伸ばす)
著者等紹介
鍋田恭孝[ナベタヤスタカ]
愛知県生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。同精神神経科助手、同講師、宇都宮大学保健管理センター助教授、防衛医科大学校精神科講師、大正大学教授、立教大学現代心理学部教授を歴任。現在は、青山渋谷メディカルクリニック名誉院長、青山心理臨床教育センター代表として臨床にあたっている。医学博士、臨床心理士、日本精神神経学会認定専門医および指導医、欧州共同認定サイコセラピスト。日本青年期精神療法学会常任理事、日本サイコセラピー学会常任理事、日本心身医学会代議員、日本うつ病学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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