健康ライブラリースペシャル<br> 「小1プロブレム」解決ハンドブック―発達障害がある子どもにも完全対応

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健康ライブラリースペシャル
「小1プロブレム」解決ハンドブック―発達障害がある子どもにも完全対応

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  • サイズ B5判/ページ数 102p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784062596787
  • NDC分類 376.2
  • Cコード C2347

出版社内容情報

ますます深刻化する小1プロブレムの課題にどう対応すればよいのか。本書では特別支援教育のスーパーバイザーが解決策をズバリ提示。小学校入学は、子どもとその保護者にとって一大イベントです。楽しみな反面、不安もあるでしょう。その不安がもっとも深刻な形で現れてしまうのが「小1プロブレム」。子どもが学校生活に適応できず、大人のたすけを必要としている状態です。指示をまったく聞かない、おしゃべりをやめない、教室内を勝手に走り回る……。原因はどこにあるのか、保育園・幼稚園と小学校との連携方法、小学校での最初の1年間の対策を解説します。

1 全国的に「小1プロブレム」が起きている
授業中に数人が立ち歩く/一斉指示が伝わらない/小1で勉強につまずく/発達障害の影響
2 なぜ「小1プロブレム」が起こるのか
複合的な要因/園と学校の間に「段差」がある
3 保育園・幼稚園時代にできること
座って話を聞くスキルの習得/昼寝をやめて生活リズムを整える/生活のなかで数を理解する
4 保幼小連携で「段差」を低くする
先生どうしの研修会/情報交換/交流行事
5 小学校は最初の1年間をゆるやかに
スタートカリキュラム/15分授業/担任2人制/動的な授業/夏休み明けの対応


月森 久江[ツキモリ ヒサエ]
監修

内容説明

「指示をまったく聞かない」「おしゃべりをやめない」「教室内を勝手に歩き回る」「授業が成り立たない」―保育園・幼稚園・小学校・保護者が今すぐできる対応策を特別支援教育のスーパーバイザーが教えます。

目次

1 全国的に「小1プロブレム」が起きている(よくある悩みとその背景―授業中に座っていられない子どもが何人もいる;よくある悩みとその背景―先生の指示が、まったく理解されていないことがある ほか)
2 なぜ「小1プロブレム」が起こるのか(小1プロブレムとは―小1の授業が成り立たないなどの問題;小1プロブレムとは―昔からあったが、いまはより深刻に ほか)
3 保育園・幼稚園時代にできること(保育所(園)の一日―食事や昼寝をしながら活動している
幼稚園の一日―友達と遊びながら「環境を通じて」学ぶ ほか)
4 保幼小連携で「段差」を低くする(保幼小連携とは―保育園・幼稚園・小学校がつながることが重要;学校ができること―生活科を活用して交流プログラムをつくる ほか)
5 小学校は最初の一年間をゆるやかに(小学校の一日―クラスみんなで四五分の教科学習;対応―最初の一カ月間は「スタートカリキュラム」に ほか)

著者等紹介

月森久江[ツキモリヒサエ]
杉並区立済美教育センター指導教授。高機能広汎性発達障害、AD/HD、LDなどの発達障害がある子どものための指導・助言をおこなう。早稲田大学大学院教職研究科非常勤講師も兼任。日本LD学会、日本学校教育相談学会会員、日本LD学会認定の特別支援教育士スーパーバイザーとしても活躍。第40回博報賞特別支援教育部門個人賞と、文部科学大臣奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かおりんご

42
教育書。保護者向けなのか、教員向けなのか、保育士・幼稚園教諭向けなのか、対象が曖昧だけれど、勉強にはなりました。視覚的に訴えるユニバーサルデザインな授業を展開していきたいです。45分間授業をするのではなく、15分で分けて内容を考えていきます。2016/04/10

さおり

37
職場本。小1プロブレムとは、小学校にあがってすぐの子どもの学校への不適応状態全般を指す。誰に向けて書いた本なのか、ちょっと難しかったな。全体を掴むのには悪くないと思ってたら突然ものすごく具体的な対策案が出てきたりするし。この本が出たのは2013年。最近では保幼小連携が盛んになって小1で大きく躓く子は減っているようだけど、そのぶん小4くらいで問題が大きくなるケースが増えていると、この前会議で会った教育側の人たちが言ってた。小4が無事なら次は中1。悩みは尽きんよね。2021/09/19

kenitirokikuti

11
いわゆる「学級崩壊」と異なる点は、入学がトリガーとなること。調査によれば個々の小学校教諭のキャリアとは無関係に起きているため、先生には荷が重いそうだ。一番の表れは、座学への不適応。改めて幼稚園・保育園の生活と小学校のそれを比較すると、確かに全然違うなぁ…。なお、中1でも同様の現象が見られるとコラムにあり…うん、自分は大学1年で不適応起こしたわ(その後、中退)。2018/10/13

かんたあびれ

5
どちらかというと幼稚園、保育園や小学校の先生向けのように感じた。小一プロブレムの概要と原因、幼稚園や保育園からできること、小学校の一年の授業や生活で工夫できることをまとめた本。家庭での工夫についての記述は少なく、私のニーズには合わなかったので斜め読み。この本にあるように小学校前後の変化が大きいのですよね。小学校の1日体験など、幼保と小学校の交流が増えるのは賛成です(今はないからなぁ)2021/03/20

たまこ

3
小1プロブレム、という言葉を知らなかったため一読。他の方の感想同様、対象が保護者なのか教師なのか教育委員会なのかバラバラの内容で、一保護者としては、それでどうしろと?という感が否めない。発達障害児童に特有の対策と、一般的小1プロブレムの対策と思われる内容も混ぜこぜですよね。発達障害児童に有効な対策は一般的に多くの児童にとっても助けになる、一方、多くの児童がつまずく所を入念にフォローしてもなおうまくいかない事が多いのが発達障害なのだと思う。2021/03/16

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