出版社内容情報
もしかしたら発達障害? 本書掲載の評価シートを記入することで、その傾向と困難への対応策がわかります。今すぐ役立つ実用ガイド。
著者は発達障害の子どもの療育相談にかかわるなかで、その親にも同じ問題があることに気づきました。なかでも児童虐待やDVを行う親に発達障害が疑われる例があるといいます。その場しのぎの対応をするばかりで事態が解決しないのは、親に発達障害があるためだとも考えられます。まず大切なのは、本人が障害に気づくこと。そして本人と周囲の人がその障害に向き合うことで、状況を改善することができるのです。一方、発達障害の言葉が広まり、他人とのコミュニケーションがうまくとれない大人が、自分も発達障害ではないかと思いながらも、なかなか診断を受けられない状況もあります。
本書では、発達障害かどうかの傾向を調査シートでつかみ、その対策を提案していきます。現場の経験をもとにしているので、従来の本にはない、現状を打開するための具体策がズバリ提示されます。
内容説明
なぜ!?自分がわからない!もしかしたら発達障害?アスペルガー症候群?ADHD?LD?当事者、家族、周囲の人誰もがすぐに利用できる日本初の記入式シート付き。評価シートと実例集で、その傾向と困難への対応策がズバリわかります。
目次
1 大人の発達障害の基礎知識(発達障害に気づいてほしい;大人にもある発達障害 ほか)
2 基礎調査票・評価シートと実例集(基礎調査票と評価シートの使い方;評価シートの解説と見方 ほか)
3 対応方法の具体例(本人ができること(人とじょうずにつきあう;コミュニケーションをとる ほか)
家族や周囲の人ができること(特性を知り、理解する;こちらからコミュニケーションをとる ほか))
著者等紹介
黒澤礼子[クロサワレイコ]
東京大学文学部心理学科卒。筑波大学大学院教育研究科カウンセリング専攻修士課程修了。臨床心理士。臨床発達心理士。聖徳大学幼児教育専門学校講師を経て法政大学講師。順天堂大学医学部附属病院にて小児科・療育相談。特別支援教育専門家チーム委員。子ども家庭支援センターにて心理・発達相談員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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