内容説明
心理療法の新しい波、ナラティブ・セラピーを経てたどりついたメルヘン・セラピーの可能性。恐怖心を取り除いたり、問題から距離をつくれたり、自分のペースで楽しめるメルヘン・セラピー。
目次
メルヘン・セラピーとは何か
ひっつきお化け―嫌な奴とかかわり合いになってしまった人のために
おっちゃんの残してくれたもの―新しい環境に馴染めず悩んでいる人のために
老人あるいは超人―人生が虚ろになってしまった人のために
癒し人の正体―癒しに疲れてしまった人のために
奇蹟の薬―内気で悩んでいる人のために
仲の悪い三人の住人―ストレスで身体を壊してしまった人のために
遺伝子の陰謀―結婚で悩んでいる人のために
グッバイ・ドクター―未練が残り、苦しい人のために
変なネコ―諦めきれない人のために
魔女―嘘や陰口で傷ついた人のために
ココロの治療者―ココロの治療に興味を持ってしまった人のために
治療に必要なこと
著者等紹介
中川晶［ナカガワアキラ］
１９５２年京都生まれ。７５年大阪府立大学農学部卒業、８５年奈良県立医科大学医学部卒業。大阪赤十字病院内科研修、近畿大学東洋医学研究所を経て、現在、大阪産業大学人間環境学部助教授（心身環境学）、なかがわ中之島クリニック院長（心療内科）。また非常勤で、大阪大学医学部講師（環境医学）、関西医科大学講師（医療行動科学）、仏教大学講師（医療心理学）なども務めている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くま
1
星新一のショートショートみたいな感じですごく読みやすくて面白かった。心の問題を物語っていうメタファーで表現することで、問題がすごく軽くなって問題に向き合いやすくなる、というところが出てくるのかなぁ、と思う。講義での話もすごく面白い先生だけど、同じような調子で書かれてて笑えます。2012/09/03
tomo
0
読みやすかったです。2013/12/02
うさみみ
0
心療内科医の書いた、読むと心が軽くなるお話し。どこから読んでも良いような、短い短編集になっていてスラスラと読みやすい。童話のような、重すぎない書き方が読みやすく、読んだあと心がほっとするような良い読後感だった。 精神的に悩んでいる人にもおすすめ。
yukimono
0
☆32009/08/24
-
- 和書
- 表参道日記 〈その三〉
-
- 和書
- アシスタント 新潮文庫
