出版社内容情報
aひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブライリーイラスト版》
【森田療法の理論と実践方法のすべて】
近年海外での評価も高く注目されている森田療法。
うつ病や神経症などの根底にある悩みの構造を紐解き、実際の治療の流れを詳しく解説します。
自身の生き方を探り、不安と悩みを解決。治療のゴールは「あるがまま」の自分です。
[まえがきより]
人生に悩みはつきものですが、共存することはできます。それができないのは、生き方、考え方に無理があり、悩みを拡大させてしまっているからです。森田療法は拡大した悩みの背景にある生き方、考え方に着目します。こうした森田療法の悩みのとらえ方が、不自然な生き方が増えているいまの時代に、改めて必要とされているのです。本書は、このような森田療法の理論をわかりやすくまとめたものです。
【本書のおもなポイント】
●森田療法は、日本で生まれた精神療法。原因探しに終始する西洋の精神療法とは異なる
●人はなぜ悩むのか――森田療法で考える悩みのメカニズム
●悩みを深める、感情の法則と陥りやすいワナ
●治療の原則は自分の陥っている悪循環を知ること
●薬に頼らず、考え方や行動を変える。治療のゴールは「あるがまま」の自分
●森田療法で慢性化した「うつ」から脱出し、再発を防ぐ
●不登校・ひきこもり、ターミナルケアにも有効。海外での評価も高い
●森田療法を受けられる専門クリニック、病院はここ
【本書のおもな内容】
《1.森田療法とはなにか》
【森田療法とは】【これからの展開】
《2.人はなぜ悩むのか》
【悩みのメカニズム】【悩む人の性格特徴】【感情をもてあます】
《3.治療の原則は事実を知ること》
【治療の原則】
《4.いろいろな治療方法がある》
【受診】【外来療法】【日記療法】【入院療法】【自助グループ】
《5.森田療法で「不安」と「うつ」を治す》
【生き方へのとらわれ】【うつとは】【うつの回復】
【体へのとらわれ】【不安へのとらわれ】【観念へのとらわれ】
【対人関係の恐怖】【対人関係への依存】
【不登校・ひきこもり】【ターミナルケア】
《1.森田療法とはなにか》
【森田療法とは】日本で生まれた伝統的な精神療法/ 入院せず、外来でも治療が受けられるようになった/ 多くの症状に対応でき、海外での評価も高い/ 東洋の文化に基づく森田療法と西洋の精神療法の違い
【これからの展開】これからの森田療法の新しい可能性
《2.人はなぜ悩むのか》
【悩みのメカニズム】変化・環境に対応できないことから悩みは生まれる/ 「たまたま」と思えないから、悩みは拡大していく
【悩む人の性格特徴】自分のなかの妬みや怒りを認めたくない/ 「かくあるべき」と「かくある」自分の葛藤が激しい/ 自分を愛せず、他人の評価に依存してしまう/ 気分のよしあしで行動・判断してしまう
【感情をもてあます】5つの点で感情とうまくつきあえない
《3.治療の原則は事実を知ること》
【治療の原則】自分の陥っている悪循環を知る/ 行動の裏にある欲望と恐怖に着目する/ 薬に頼らず、考え方や行動を変える/ 「できること」、「できないこと」を知る/ 反応・再生・適応という3つの回復プロセスを知る/ 治療のゴールは「あるがまま」の自分
《4.いろいろな治療方法がある》
【受診】森田療法は専門医のもとで受ける/ 治療開始前に適応の有無、本人の意思を確かめる/ 森田療法を受けられる専門クリニック、病院はここ
【外来療法】自分の生き方を探り、悩みの解決をめざす
【日記療法】日記やメールを書くことで、気持ちを整理する
【入院療法】人が本来もっている活動欲をよび起こす/ 集団生活へ参加して社会復帰の準備をする
【自助グループ】医療の場と連携し、お互いに助け合うグループ/ だれでもすぐに参加できる自助グループの活動
《5.森田療法で「不安」と「うつ」を治す》
【生き方へのとらわれ】【うつとは】【うつの回復】【体へのとらわれ】【不安へのとらわれ】【観念へのとらわれ】
【対人関係の恐怖】【対人関係への依存】【不登校・ひきこもり】【ターミナルケア】
北西 憲二[キタニシ ケンジ]
監修
内容説明
治療のゴールは「あるがまま」の自分。自身の生き方を探り、不安と悩みを解決。心と体の自然治癒力を引き出す治療法。
目次
1 森田療法とはなにか(森田療法とは―日本で生まれた伝統的な精神療法;森田療法とは―入院せず、外来でも治療が受けられるようになった ほか)
2 人はなぜ悩むのか(悩みのメカニズム―変化・環境に対応できないことから悩みは生まれる;悩みのメカニズム―「たまたま」と思えないから、悩みは拡大していく ほか)
3 治療の原則は事実を知ること(治療の原則―自分の陥っている悪循環を知る;治療の原則―行動の裏にある欲望と恐怖に着目する ほか)
4 いろいろな治療方法がある(受診―森田療法は専門医のもとで受ける;受診―治療開始前に適応の有無、本人の意思を確かめる ほか)
5 森田療法で「不安」と「うつ」を治す(生き方へのとらわれ―「不安」から生まれる多くの症状;うつとは―現代の「うつ」の特徴は慢性化と神経症性 ほか)
著者等紹介
北西憲二[キタニシケンジ]
1946年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。森田療法の創始者、森田正馬が初代教授である同大学精神医学教室に学ぶ。72~74年、スイス・バーゼル大学精神科・うつ病研究部門に留学。79~95年、慈恵医大第三病院にて、森田療法の実践と研究に従事。現在は森田療法研究所所長、日本女子大学人間社会学部社会福祉学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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