講談社選書メチエ<br> 意思決定の心理学―脳とこころの傾向と対策

個数:
電子版価格
¥1,595
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

講談社選書メチエ
意思決定の心理学―脳とこころの傾向と対策

  • 阿部 修士【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 講談社(2017/01発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 30pt
  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月27日 01時51分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062586450
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C0311

出版社内容情報

人間関係、ズルと嘘、お金……。最先端の心理学と脳科学によるこころのメカニズムを熟知して、よりよい意思決定するための手引き書。ケーキを食べるか? 休日に何をするか? 投資先をどこにするか? 人間関係を円滑にするためにどう行動するか?
生活は意思決定の連続です。あるときは上手く意思決定ができ、あるときは失敗する。あるときはすぐに決まるのに、あるときはなかなか決められない。なぜでしょうか?
本書は心理学と脳科学の最新の研究から、さまざまな具体的事例や実験の結果を紹介しながら、わたしたちの意思決定のメカニズムを探っていきます。
情動と理性というふたつの対立する「こころのはたらき」に注目する二重過程理論がバックボーンになっています。
マシュマロテスト、トロッコジレンマ、歩道橋ジレンマ、損失回避性、疲労、ブドウ糖、依存症などなど、意思決定のメカニズムと影響を与える要因を徹底的に検証します。
脳とこころの癖や傾向を知っておくことで、わたしたちはよりよい意思決定が可能になります。
わかっているようで実はよくわからない、自分の「こころ」を知るための必読書です。

はじめに
第一章 二重過程理論??「速いこころ」と「遅いこころ」による意思決定
第二章 マシュマロテスト??半世紀にわたる研究で何がわかったのか?
第三章 「お金」と意思決定の罠――損得勘定と嘘
第四章 「人間関係」にまつわる意思決定――恋愛と復讐のメカニズム
第五章 道徳的判断の形成――理性と情動の共同作業
第六章 意思決定と人間の本性――性善か性悪かを科学的に読む
第七章 「遅いこころ」は「速いこころ」をコントロールできるのか?
あとがき
引用文献
索引


阿部 修士[アベ ノブヒト]
著・文・その他

内容説明

人間関係、道徳的判断、お金…。生きているということは意思決定の連続である。速いこころと遅いこころ。二重過程理論で解き明かす意思決定の仕組みとは?マシュマロテスト、トロッコジレンマ、損失回避性、ブドウ糖・薬の影響…。実験によって科学的根拠ありとされる、脳とこころの癖を知り、よりよい意思決定を実現するための必読書。

目次

第1章 二重過程理論―「速いこころ」と「遅いこころ」による意思決定
第2章 マシュマロテスト―半世紀にわたる研究で何がわかったのか?
第3章 「お金」と意思決定の罠―損得勘定と嘘
第4章 「人間関係」にまつわる意思決定―恋愛と復讐のメカニズム
第5章 道徳的判断の形成―理性と情動の共同作業
第6章 意思決定と人間の本性―性善か性悪かを科学的に読む
第7章 「遅いこころ」は「速いこころ」をコントロールできるのか?

著者等紹介

阿部修士[アベノブヒト]
1981年北海道釧路市生まれ。東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻博士後期課程修了。博士(障害科学)。東北大学大学院医学系研究科助教、ハーバード大学心理学科/日本学術振興会海外特別研究員、京都大学こころの未来研究センター助教を経て、同センター上廣こころ学研究部門特定准教授。専攻は認知神経科学。健常被験者を対象とした脳機能画像研究と脳損傷患者を対象とした神経心理学的研究によって、主にヒトの正直さ・不正直さを生み出す脳のメカニズムについての研究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

123
どちらかというと心理学的・生理学的な観点からの人間の行動がどのように決定されているのかを分析している気がしました。私は結構意思決定の分野の本についてはさまざまなジャンルの本を読んでいますが、このような観点の分析も興味を持ちました。まず人間行動論と位置付けた方がいいのかもしれません。2017/03/07

5 よういち

103
心理学が専門の著者が人間の意思決定のメカニズムについて書いた本。脳が意思決定する際の作用を、二重過程理論によって説明。専門用語も出てくるが分かりやすく整理されていると思う。己の欲求や欲望のままに行動することは危険だ。自分をコントトロールし、自分に騙されないことが重要。◆システムⅠ(速い心):素早く湧きあがる情動や欲求、システムⅡ(遅い心):時間をかけた思考に基づく理性や自制心。◆決断する時、まずは速い心が先に立ち上がる。速い心は本能。速い心にブレーキをかける遅い心。いかに遅い心を活用するか。これが難しい。2020/09/07

テツ

25
自分はせっかちなので何においても即断即決してしまうのだけれど、様々な意思決定の場面における選択のメカニズムを脳科学や心理学的な側面から説明してくれていて、何の知識もない自分にも解りやすく面白かった。衝動と理性。はやい心とおそい心が絡み合い意思決定はされていく。個人的な傾向として衝動的な決定が多かったり理性的な決定が多かったりに差はあるだろうけれど、そうした決定を下す場面でふと自分の意思決定は何に基づいて選択されたのかと考えることの出来る余裕は大切なのかもしれないな。自分には理性が足りない笑2018/06/28

kei

16
意思決定に関わる、情動的反応や直感的思考、欲求などの自動的な「速いこころ」と合理的判断や論理的思考、自制心といった主に意志の力による「遅いこころ」の「二重過程理論」が取り上げられている。例えば、マシュマロテスト(マシュマロをいま1個もらうか20分待って2個もらうか)をクリアした幼児は将来のSATの成績も良いという結果があるけれど、欲求に対して気をそらすことができれば待てるようになるので、訓練で自制心を学ぶことができる。2020/11/10

難波猛

5
#読書 ◆生活=意思決定の連続 ◆理性・自制心(遅い心)と情動・欲求(速い心) ◆速い心はオートモード、遅い心はマニュアル ◆遅い心で速い心をより良く使う ◆情動=素早い行動(ヒューリスティックプロセス) ◆自制心のキャパシティは増減する(認知的負荷、自我消耗、睡眠不足、ブドウ糖不足、飲酒) ◆マシュマロテスト、トロッコ問題、囚人のジレンマ等 ◆「どうにでもなれ効果」(ダイエット断念) ◆疲れるとズルをする、誘惑に負ける ◆シャーデンフロイデ、復讐心=報酬系 情動強→道徳的義務的、情動弱→功利的理性的2022/11/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11256740
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。