出版社内容情報
柳田國男と柳宗悦。かたや「常民」の暮らしに目を見開き、かたや民藝運動によって、生活の中の美を求める。二人の交錯を描く力作!
柳田國男と柳宗悦。かたや「常民」の暮らしに目を見開き、かたや民藝運動によって、生活の中の美を求める。二人の交錯を描く力作!
【著者紹介】
1951年生まれ。中央大学大学院文学研究科フランス文学専攻修了。現在、立教大学急需。言語、身体、時間などを主題として、思想、文学、美術、映像などを論じる。主な著書に、『沈黙するソシュール』『小津安二郎の家』『倫理という力』『言葉と在るものの声』など多数。
内容説明
柳田國男の民俗学と柳宗悦の民藝運動―。異なる方法、言葉遣いで展開されたそれらを、成長させた土壌は同じひとつのものだ。それを本書で著者は“原理としての日本”とよぶ。時期を同じくしながら、交わることの少なかった二人の仕事によりそい、二人の輪唱に誘う力作。
目次
失われた民謡
農民から「常民」へ
文明開化に抗するもの
民俗学の対象、日々を生きる喜び
工藝の発見
暮らしの器
木喰上人を求めて
民藝運動というもの
民俗学と民藝運動
常民を想って
南の島に在るもの
魂が住む家
籾種を携えて海を渡る
穀霊の宿るところ
生の工藝化としての「本能」
“民藝”を産む“民俗の記憶”
著者等紹介
前田英樹[マエダヒデキ]
1951年生まれ。中央大学大学院文学研究科フランス文学専攻修了。現在、立教大学現代心理学部映像身体学科教授。言語、身体、時間などを主題として、思想、文学、美術、映像などを論じる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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HANA
きいち
壱萬参仟縁
code08
koji