出版社内容情報
真理とは、存在とは何か? フレーゲにはじまりクリプキー、クワインに至る現代哲学の最前線の議論を、わかりやすく、楽しく紹介!
世界的にみれば、現代哲学の主潮流は、あきらかに分析哲学にあります。しかしながら、我が国では、いまひとつ人気が出ない。論理思考であることも要因のひとつかもしれませんが、なによりも、これという入門書がない。そこで、世界の分析哲学シーンの最前線で活躍する著者が、わかりやすく、おもしろく、かつ本格的に分析哲学の入門書を書く、というのが本シリーズの狙いです。
第1弾『分析哲学入門』は、「妻の分析」など、日常的なことがらを分析的に考え、好評を得ました。
本書では、フレーゲにはじまり、ラッセル、ウィトゲンシュタインを経て、クリプキー、クワインへといたる、現代哲学史のスーパースターたちの議論をふまえつつ、意味とはなにか、存在とはなにか、真理とは何か、といった哲学の根本問題に迫ります。
現代哲学のトピックをわかりやすく網羅しながら、分析哲学の世界に招待する、決定版中級編!
【著者紹介】
1953年生まれ。現在、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校人文学部教授。専攻は、分析哲学、言語哲学。おもな著書に『世界と個体、可能と不可能』(オックスフォード大学出版局)、『分析哲学入門』(選書メチエ)などがある。
内容説明
論理的にものを考える人なら誰にでも理解可能なように明晰的確に文章を書き、かつ徹底的に話題を掘り下げ、ものごとの根底に迫る持続的な細密思考を追求するのが、分析哲学者の流儀だ、と著者はいう。言語哲学と論理哲学という二本柱に、一九七〇年以降重要性を増した形而上学。この三つの分野に焦点を当てつつ、わかりやすくかつ深く分析哲学的思考を繰り広げる画期的入門書。好評『分析哲学入門』に続く中級編、登場。
目次
第1章 分析論
第2章 意味論
第3章 内包論
第4章 真理論
第5章 存在論
第6章 同一性論
著者等紹介
八木沢敬[ヤギサワタカシ]
1953年生まれ。Ph.D.哲学、プリンストン大学、1981年。現在、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校人文学部哲学科教授。専攻は分析哲学、形而上学、言語哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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