出版社内容情報
ユーラシア大陸を舞台に興亡を繰り返すイラン・インド・ヨーロッパ諸民族の足跡を、気鋭のイラン学者がたどる。スキタイ人・メディア人・ペルシア人・バクトリア人・パルティア人……史上最初の騎馬民族にして壮大なる世界帝国の樹立者。ユーラシア大陸を舞台に興亡を繰り返す諸民族の足跡を、「アーリア性」をキーワードに気鋭のイラン学者がたどる。(講談社選書メチエ)
第1章 「アーリア人」とは――古代オリエントとイスラームを繋ぐもの
第2章 ウクライナ平原と中央アジアの草原の覇者としてのイラン系アーリア人騎馬遊牧民
第3章 世界帝国の樹立者、東西交易の担い手としてのイラン系アーリア人定住民
第4章 イスラーム時代以降のイラン系アーリア人
第5章 インド系アーリア人とヨーロッパ系アーリア人
青木 健[アオキ タケシ]
著・文・その他
内容説明
スキタイ人・メディア人・ペルシア人・バクトリア人・パルティア人…史上最初の騎馬民族にして壮大なる世界帝国の樹立者。ユーラシア大陸を舞台に興亡を繰り返す諸民族の足跡を、「アーリア性」をキーワードに気鋭のイラン学者がたどる。
目次
第1章 「アーリア人」とは―古代オリエントとイスラームを繋ぐもの(インド・ヨーロッパ語族の中の「アーリア人」;「アーリア人」の多義性―言語的・文化的・政治的な意味 ほか)
第2章 ウクライナ平原と中央アジアの草原の覇者としてのイラン系アーリア人騎馬遊牧民(キンメリア人、スキタイ人、サカ人―最初の騎馬遊牧民(前九~前二世紀)
サルマタイ人、アラン人―フン族との遭遇とウクライナ喪失(前三~後四世紀) ほか)
第3章 世界帝国の樹立者、東西交易の担い手としてのイラン系アーリア人定住民(メディア人―最初のイラン系アーリア人定住民の王国(前九~前六世紀)
ペルシア人―二つの世界帝国の栄光(前六~後七世紀) ほか)
第4章 イスラーム時代以降のイラン系アーリア人(パシュトゥーン人―生き残ったイラン系アーリア人遊牧民;イスラーム教徒ペルシア人―生き残ったイラン系アーリア人定住民)
第5章 インド系アーリア人とヨーロッパ系アーリア人(インド系アーリア人の歴史と宗教―ヴェーダの宗教からヒンドゥー諸教へ;ヨーロッパ系アーリア人たちの歴史と宗教―第三の「自称アーリア人」)
著者等紹介
青木健[アオキタケシ]
1972年生まれ。東京大学文学部イスラム学科卒業。同大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。K.R.Cama東洋研究所研究員、早稲田大学非常勤講師。専門はゾロアスター教、イラン・イスラーム思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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HANA
俊
スズコ(梵我一如、一なる生命)
ジュンジュン
六点