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講談社選書メチエ
未完のレーニン―“力”の思想を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062583879
  • NDC分類 309.3
  • Cコード C0310

出版社内容情報

中沢新一氏推薦!
この輝くような若い日本の知性は、死せるレーニンを灰の中から立ち上がらせようと試みたのだった。ゾンビではない。失敗に帰した自らの企ての廃墟に佇みながら、ここに創造された21世紀のレーニンは、永遠に続く闘争への道を、ふたたび歩みだそうとしているかのように見える。素っ気ない手つきで差し出されたこの本が、世界へのまたとない贈り物であったことにみんなが気づくまで、そんなに時間はかかるまい。

資本主義の「外部」とは? 革命観のコペルニクス的転回とは? 『国家と革命』、『何をなすべきか?』という2つのテクストから立ち現れる、「リアルなもの」の探求者の思考の軌跡。資本主義の純粋化が進む現在、レーニンという思想史上の事件を捉え直す。

第1部 躍動する<力>の思想をめぐって
 第1章 いま、レーニンをどう読むか?
 第2章 一元論的<力>の存在論
第2部 『何をなすべきか?』をめぐって
 第3章 <外部>の思想――レーニンとフロイト(1)
 第4章 革命の欲動、欲動の革命――レーニンとフロイト(2)
第3部 『国家と革命』をめぐって
 第5章 <力>の経路――『国家と革命』の一元論的読解(1)
 第6章 <力>の生成――『国家と革命』の一元論的読解(2)
 第7章 <力>の運命――『国家と革命』の一元論的読解(3)


白井 聡[シライ サトシ]
著・文・その他

内容説明

資本主義の「外部」とは?革命観のコペルニクス的転回とは?『国家と革命』、『何をなすべきか?』という二つのテクストから立ち現れる、「リアルなもの」の探求者の思考の軌跡。資本主義の純粋化が進む現在、レーニンという思想史上の事件を捉え直す。

目次

第1部 躍動する“力”の思想をめぐって(いま、レーニンをどう読むか?;一元論的“力”の存在論)
第2部 『何をなすべきか?』をめぐって(“外部”の思想―レーニンとフロイト(1)
革命の欲動、欲動の革命―レーニンとフロイト(2))
第3部 『国家と革命』をめぐって(“力”の経路―『国家と革命』の一元論的読解(1)
“力”の生成―『国家と革命』の一元論的読解(2)
“力”の運命―『国家と革命』の一元論的読解(3))

著者等紹介

白井聡[シライサトシ]
1977年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位修得退学。現在、日本学術振興会特別研究員。多摩美術大学、神奈川大学非常勤講師。専攻は、政治学・政治思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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なっぢ@断捨離実行中

8
90年代以降の現代思想はジジェク、ムフ、ネグリなどマルクスの読み直しないし左翼の立て直しが課題となっているが、未だに消費社会論と反共めいた政治主義が跋扈する思想ムラの惨状にあってレーニンのアクチュアリティを素で訴える野心的試論。2017/10/30

さえきかずひこ

6
第2部は蛇足。レーニンの一元論的な言説のあり方は、とてもヘーゲル的だ。わりと最近に『精神現象学』を通読したので、あの本における精神を革命に置き換えたらどうなるかな、と思いついたり。それにしても、国家って何だろう、階級って本当にあるの、革命ってムリじゃないかな、などと読んでいて様々な疑問を感じさせてくれる啓発的な一冊です。ぼくはそもそも123ページで図示される国家と階級対立の定義に納得できていないので、エンゲルス『家族・私有財産・国家の起源』を読むべきかもしれない。2017/06/13

嘉月堂

4
そうですか「何をなすべきか?」の外部注入論ってそんなに評判悪かったんですか。上から目線だからですかね。「国家と革命」については、本書の解説を読んでよく理解できたきがします。ありがとうございました。できれば具体的な事象と関連付けて論じてもらえると抽象的な思考が苦手な私には分かり易かったと思います。他のボルシェビキはこのような深遠な内容を理解していたんでしょうか?理解していなかっただろうよな。社会主義国を標榜する国っで必ず独裁者がひどいことをするのは、この理解不足のためなのか?2014/07/26

amanon

3
全てを理解できたわけではないが、荒削りであるのと同時に非常に刺激的でスリリングなテキストだという印象を受けた。また一方で、著者自身軽く触れているが、今日においてレーニンについて論ずることにどういう意味があるのか?ということが気になった。折しも本書が出て十年弱の間に、ますます労働者同士が分断され、格差社会が拡がりつつある昨今であるだけにその思いはいっそう募る。それはともかくとして、個人的にはレーニンとフロイトの思想の意外な類似性を論じた第三章が特に興味深く読めた。後、アルチュセールへの言及も興味深かった。2015/05/02

七忍ミイラ

2
明言こそされていないが、本書は、著者が相当程度影響を受けいてるであろう現代思想からのレーニン解釈。その意味で異端。だが、非常に刺激的。フロイトを用いてレーニンを読解する発想力は驚くべきだが、説得的である。両者は「外部」を求める思考であり、それは強迫的にやってくるものだと言うのだ。そして、革命を必然性から切り離し、現実性へと惹きつけること。未來を、いま・ここに手繰り寄せることでこそ、革命は為し得る。こうした革命観は非常に共感できるものであった。2018/05/28

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