• ポイントキャンペーン

講談社選書メチエ
武器としての「言葉政治」―不利益分配時代の政治手法

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062583435
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0331

内容説明

利益分配が不可能な現代、民主主義を動かす要因は「議員の数」から「国民の支持率」へ劇的に変わった。その変化を前に、首相たちはいかにして「言葉」で国民の意識を変え、支持を動員してきたのか。「言葉の政治力」の重要性を初めて具体的に明かし、新しい政治手法の可能性と本質を摘出する。

目次

第1部 「言葉政治」能力から見た歴代首相の評価(「言葉政治」の諸類型;「言葉政治」の時代区分;稚拙・未熟な「言葉政治」;「言葉政治」の衝撃)
第2部 不利益分配時代を動かす「小泉型政治手法」(「小泉型政治手法」の有効性;「小泉型政治手法」の陥穽)

著者等紹介

高瀬淳一[タカセジュンイチ]
1958年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、同大学院政治学研究科博士課程単位取得退学。名古屋外国語大学現代国際学部・同大学院国際コミュニケーション研究科教授、早稲田大学政治経済学部・社会科学部・商学部講師。専門は情報政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

1
ふむ2024/11/09

オランジーナ@

1
面白い2020/03/13

ceskepivo

1
確かに、1985年の「ニュースステーション」の登場から、テレビ・デモクラシーが始まった(69頁)。「もともと人間は、実体的・金銭的利益にのみ満足するわけではない。感動や安心感といった精神的満足にも価値を見いだす動物である。言葉は、そうした「象徴的利益」を付与する手段でもある。」(176頁)。とはいっても、政治家は結果が全てでしょう。政治家本人も、そして有権者も、この基本を忘れてはならない。2010/06/01

ひで

0
政治家を彼らの使う政治言語から分析している点が非常に面白かった。「不利益分配時代」には国民にその不利益を与えるときにコトバで説得することが求められる。それにはもちろん言語能力が重要となる。それを考えると現在の管直人は不合格となるだろう。またアメリカのオバマ大統領はそれに傑出した政治家だろう。これを読み進めれば政治というもおは全ての人が幸せにさせることはできない不完全なものだと再認識する。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/536248
  • ご注意事項

最近チェックした商品