内容説明
近代化への激動の中、皇后の果たした役割とは?聡明で学究肌、維新後の宮中改革に積極的だった美子皇后、病弱な大正天皇を補佐し、神ながらの道に邁進した節子皇后、春日のごとき良子皇后、それぞれの足跡を追う。
目次
第1章 近代皇后の誕生
第2章 皇后の仕事
第3章 宮中と西欧化の進展
第4章 世代交代のきざし
第5章 寄り添う皇后―節子皇后
第6章 神ながらの道に邁進する節子皇后
第7章 イデオロギーとしての母性
著者等紹介
片野真佐子[カタノマサコ]
1949年生まれ。お茶の水女子大学人間文化研究科博士課程修了。博士(人文科学)。現在、大阪商業大学教授。日本近代史、近代天皇制を研究する
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感想・レビュー
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双海(ふたみ)
6
”皇后陛下と洋装化”。このテーマの文章が読みたくて借りてきました。該当ページは少なかったですがレポートを書くだけなので十分でした。2013/12/20
まみむ
0
民主主義国家日本がもつ皇族という存在をたくさんの人に知ってほしい。この国では人は平等であるはず。それでも、たくさんのモノを背負う天皇。支える皇后を知って欲しい。★★★/☆☆☆☆☆2005/05/28
か
0
第六章 神ながらの道に邁進する節子皇后 p.147 丸山眞男は、「日本の思想史は、外来思想の受容と修正の歴史である」と述べた。(『丸山眞男講義録』第七冊)2018/07/19