内容説明
横行するテロ、不吉な彗星の出現。晒し首見物と「ええじゃないか」に熱狂する刹那的な民衆―。「夜明け前」の京都は、門跡寺院坊官の目にどう映ったか。新発見の日記にあふれる好奇心を読む。
目次
第1章 京都岩倉実相院(京の門跡と坊官;幕末の貴族たち ほか)
第2章 幕末の京都(テロリストたちの巷;暗殺の見物 ほか)
第3章 日記にみる貴賎の人々(街中の人々;力士とよばれた人々 ほか)
第4章 夜明け前の実相院(遠い所の戦争;坊官たちの行く末 ほか)
著者等紹介
管宗次[スガシュウジ]
1956年生まれ。青山学院大学文学部卒業。現在、武庫川女子大学文学部日本語日本文学科教授。専攻は、日本近世・近代文学、書誌学・古文書学
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