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講談社選書メチエ
海の文明ギリシア―「知」の交差点としてのエーゲ海

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062581851
  • NDC分類 231
  • Cコード C0322

内容説明

ギリシアは常に海とともにあった。エーゲ海。この、世界のどこにもない海との出会いが、自由で若々しい文明を生み出して行く。クレタの躍動・イオニアの思弁・アテナイの繁華・マケドニアの栄光―比類なき海が育んだ、比類なき文明のドラマを独自の史観で描く。

目次

序章 河の民エジプト
第1章 クレタの春
第2章 イオニアの夏
第3章 アッティカの晩夏
第4章 マケドニアの秋
終章 陸の民ペルシア

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

khiikiat

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東地中海文明の一部としてのギリシア文明を概括する。個々の事績は大胆に割愛しギリシアとそれと相関する諸文明を性格づける。漏れはこの本で初めて古代地中海が腑に落ちた。2014/02/23

古隅田川

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古代ギリシア史を4つの時期に分けて記述している。歴史上の人物の心理描写や風景描写があり、文学書を読んでいるような気にもなったが、クレタ文明とペロポネソス戦争が記憶に残った。 線文字Bが解読できてAが解読できない理由が興味深かった。著者が用いたアテナイ海上帝国という呼称に驚いたが、ペロポネソス戦争時のアテナイの行動は十分に帝国主義と呼べる。デロス同盟内の他のポリスへの支配は過酷だ。 最後に、フェニキア人と言えばローマとのポエニ戦争が有名だが、その前にギリシア人と競っている時代があったことは知らなかった。 2021/10/01

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