内容説明
神話が民族のこころを支配する。荒ぶる、無邪気な神スサノオこそ日本人の「象徴」。子どもっぽさと「切れやすさ」、繊細な美意識とひそやかな宗教性。相反するものを同居させる日本人のこころの不思議な構造を、天神信仰から宮沢賢治、南方熊楠にいたる豊富な事例をもとに解き明かす。
目次
第1章 人間になりたかった神
第2章 臨床神話学の視座
第3章 元型的日本人、アマテラスとスサノヲ
第4章 怒りと宗教性の心理学
第5章 象徴の深みへ―ユング派の考え方
第6章 地震と雷―天災の象徴
第7章 もうひとつの宮沢賢治伝
第8章 生きているスサノヲの肖像
第9章 はじまりのための終末―日本人の変容に向けて



