ブルーバックス<br> カラー図解 進化の教科書〈第2巻〉進化の理論

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ブルーバックス
カラー図解 進化の教科書〈第2巻〉進化の理論

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  • サイズ 新書判/ページ数 320p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062579919
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C0245

出版社内容情報

進化の知られざるメカニズムがDNAから見えてくる。21世紀の進化研究の行き先を示す人類必読の一冊。人類はどこへ向かうのか進化は集団内にいかに広がるのか、あるいは消えてしまうのか? その鍵を握るのが「対立遺伝子」の存在だ。進化のメカニズムには大きく分けて、遺伝的浮動、自然淘汰、移動、そして突然変異の4つが関係している。ここでは、これらの要因がどのように進化、とりわけ対立遺伝子の振る舞いに関係しているかを数理モデルによって検証していく。
さらに自然淘汰による進化は、自然淘汰そのものが変化することが最近の研究から明らかになり、野生の個体群でも人為淘汰と同じくらい速く進化的変化が起こることが観察されているという。
進化にとって、無性生殖が有利か有性生殖が有利か? 性淘汰で繰り広げられる生物進化の物語から、あらためて人類がいまここに存在する意味を投げかける。

第5章 進化のメカニズム
5・1 集団遺伝学
5・2 ハーディー・ワインベルクの定理
5・3 進化の「帰無モデル」
5・4 ランダムサンプル
5・5 ボトルネックと創始者効果
5・6 自然淘汰の勝者と敗者
5・7 近親交配と王朝の崩壊
第6章 量的遺伝学と表現型の進化
6・1 量的形質の遺伝学
6・2 選択への進化的応答
6・3 複雑な形質を分解する:量的形質の遺伝子座解析
6・4 表現型可塑性の進化
第7章 自然淘汰
7・1 鳥の嘴の進化
7・2 黒いマウスと白いマウス
7・3 適応度と地理
7・4 逆向きにはたらく自然淘汰
7・5 自然による実験
7・6 ミルクを飲む
7・7 ヒトによる選択
第8章 性淘汰
8・1 性の進化
8・2 性淘汰
8・3 魅力の法則
8・4 配偶システムの進化
8・5 精子戦争
8・6 性的対立と拮抗的共進化


カール・ジンマー[カール ジンマー]
著・文・その他

ダグラス.J・エムレン[ダグラス.J エムレン]
著・文・その他

更科 功[サラシナ イサオ]
翻訳

石川 牧子[イシカワ マキコ]
翻訳

国友 良樹[クニトモ ヨシキ]
翻訳

内容説明

生き生きとしたイメージがわくイラストや写真、具体的な例が満載。説明は簡潔で、こきみよいテンポで話が展開。進化の歴史から最先端の研究まで網羅。

目次

第5章 進化のメカニズム―遺伝的浮動と自然淘汰(集団遺伝学;ハーディー・ワインベルクの定理 ほか)
第6章 量的遺伝学と表現型の進化(量的形質の遺伝学;選択への進化的応答 ほか)
第7章 自然淘汰(鳥の嘴の進化;黒いマウスと白いマウス ほか)
第8章 性淘汰(性の進化;性淘汰 ほか)

著者等紹介

ジンマー,カール[ジンマー,カール] [Zimmer,Carl]
サイエンスライター兼イェール大学講師

エムレン,ダグラス・J.[エムレン,ダグラスJ.] [Emlen,Douglas J.]
モンタナ大学教授

更科功[サラシナイサオ]
東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。東京大学総合研究博物館研究事業協力者、明治大学・立教大学兼任講師、早稲田大学・東京学芸大学・文教大学非常勤講師

石川牧子[イシカワマキコ]
東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。ヤマザキ学園大学動物看護学部准教授

国友良樹[クニトモヨシキ]
筑波大学生命環境科学研究科卒業、同大学院博士課程を単位取得退学。出版関係の企業に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

142
2巻目は「進化の理論」ということでやはり1巻目とは異なりかなりの歯ごたえがあり、まさに大学の教科書という感じです。私は最後の二つの章の「自然淘汰」と「性淘汰」が興味を掻き立ててくれました。カマキリだけではなく様々な昆虫などが性淘汰ということで子孫を残すために雄が犠牲になっていくのですね。セアカゴケグモの雄の行動には涙です。2017/05/08

Vakira

27
進化生物学と性の存在に興味があり、このブルーバックスはジャストミート。2巻目は「進化の理論」との事なので理論を知りたく先に2巻目から。自分の遺伝子を100%残す為には単性で娘を産めば永遠に自分の遺伝子が100%伝わっていく。有性生殖は♀♂の遺伝子が半分ずつで子は50%、孫は25%と減少していく。相手を探すエネルギーも大変だ。リスクもコストも高いはずなのに私達はこうして存在している。何故こんな面倒臭い遺伝子継承システムになっているのか?これが私達有性生物に何故メリットとなったのか?僕がいて君がいる。2017/03/08

buuupuuu

24
集団遺伝学は集団における遺伝子の頻度がどう変化するかを扱う。例えば優性と劣性では遺伝子の広がり方が違う。量的遺伝学は表現型の分布が自然淘汰などによって変化する仕組みを扱う。淘汰圧は複雑で、進化は一方向に向かうわけではない。有利不利は場合によって異なる。グラント夫妻が研究したフィンチのように雨季と乾季で有利な嘴のサイズが異なっているとき、干ばつの年や大雨の年で嘴のサイズの平均が行ったり来たりする。こういう例を見ると、進化というものが環境の変化への応答のための仕組みであるように見えて、不思議な気持ちになる。2023/12/26

ふう

11
1,2と読んできて思ったのは…すべてはなるようになるということ。ひねくれた意味ではなく本当にそう思った。印象的だったのは「未来の科学者にとって温化は、可塑的で複雑な表現型の進化に対する、思いがけない巨大な実験となるだろう」という一節(1でも絶滅に対する考えが目から鱗)。昔ブラックジャックで「人間が生き物の生き死にを自由にしようなんておこがましいと思わないか?」みたいな台詞を読んだ記憶が蘇った。単純に突然変異と自然淘汰の凄さ(としか表現できん)にも圧倒された。本当”人間ごとき”だわ。2017/09/01

roughfractus02

10
個体は淘汰に晒されて個体が存在している。集団から見れば形や耐性の淘汰に関する対立遺伝子があり、また表現型の連続的変化に関わる量的形質もあるが、それらが平衡したり(ハーディー・ワインベルグ平衡)、偶然、少数遺伝子が集団に広まるなど(遺伝子浮動)、自然淘汰スパンでは計れない動きにおいて個体はある。鳥の嘴やマウスの体色による自然淘汰の概説後、ダーウィンも未解決の性淘汰の概説を読むと、コスト面から1億年前に有性生殖をやめたヒルガタワムシのような例と比較して、進化から見れば、性淘汰のコストは高いという特徴が面白い。2020/09/27

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