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出版社内容情報
一日10万回も拍動する心臓は、なぜ過労死しないのか? 絶妙の進化が生んだシステムの発見が、虚血性心疾患への新たな戦略も拓く!私たちの心臓は、一日に10万回、生涯ではおよそ30億回もの拍動を繰り返している。
活性酸素という猛毒にも曝されながら、なぜ心臓は過労死しないのだろうか?
従来、その理由とされてきた定説には、じつは見過ごされていた大問題があった。
その謎が解けなければ、「心臓が死なない理由」は説明できないのである。
忘れられていたミステリーに挑んだ著者が遭遇した、身震いするような事実。それは、
30億年の進化の過程で心臓に埋め込まれた、絶妙のシステムの存在を物語っていた。
心臓を癒すそのシステムにはさらに、日本人の死因ではがんに次いで多い「虚血性心疾患」への、
劇的な対抗策となりうる力が秘められていた。
薬剤を使わず、簡単な措置だけで「心筋梗塞マウス」の9割以上を生存させるその驚くべき力とは?
世界に先駆けて心臓のNNCCS機能を発見した著者による、初の一般向け解説書。
いったい何が発見されたのか? こちらから著者へのインタビューが読めます。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44829
はじめに
序章 心臓の基礎知識
第1章 自律神経についてのある誤解
第2章 交感神経の絶大な力
第3章 副交感神経が秘めた力
第4章 アセチルコリンをさがして
第5章 NNCCSはなぜ宿ったのか
第6章 もう一つの大発見
第7章 死なないマウス
終章 これからのNNCCS
あとがき
参考文献
柿沼 由彦[カキヌマ ヨシヒコ]
著・文・その他
内容説明
アクセル(交感神経)とブレーキ(副交感神経)、心臓はこの両者にコントロールされているが、その分布を比べるとアクセルが圧倒的に多い。それなのになぜ、心臓は過労死しないのか?このミステリーに挑んだ著者らを待っていたのは、心臓に宿された身震いするような事実だった―。心筋梗塞になっても死なないマウスなど、驚きと知的興奮に満ちた新発見の記録!
目次
序章 心臓の基礎知識
第1章 自律神経についてのある誤解
第2章 交感神経の絶大な力
第3章 副交感神経が秘めた力
第4章 アセチルコリンをさがして
第5章 NNCCSはなぜ宿ったのか
第6章 もう一つの大発見
第7章 死なないマウス
終章 これからのNNCCS
著者等紹介
柿沼由彦[カキヌマヨシヒコ]
1962年東京生まれ。千葉大学医学部卒業。筑波大学大学院医学研究科修了。医師、医学博士。Vanderbilt University Medical Center Research Fellow(米国)、日本学術振興会特別研究員、理化学研究所脳科学総合研究センター研究員、高知大学医学部准教授を経て、日本医科大学生体統御学分野大学院教授。2009年、心筋細胞みずからアセチルコリンを産生する非神経性心筋コリン作働系(NNCCS)を発見(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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