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出版社内容情報
「認知症+予備軍」=1000万人時代の到来にどう備えるか? 早期診断と進行の把握に重要な「社会脳」の視点から国民病を読み解く「認知症+予備軍1000万人」時代に備える。
認知症は、社会生活を営むうえで不可欠の「社会脳」を破壊するという。
突然、怒り出す。平然と他人を無視する。
妄想に駆り立てられ、暴力をふるう――。
現役世代を襲う「若年性認知症」で特に問題となるこれらの症状は、なぜ現れるのか?
病状の進行とともに大きく変化していく患者の心の状態を、「脳の機能」の観点から解き明かす社会脳科学によって、“患者本人の性格のせい”にされがちだった介護者泣かせの行動の背後に、脳の病変がひそんでいることが明らかになってきた。
家族関係や夫婦関係、職場の人間関係を激変させる“国民病”と向き合うための、新しい認知症のとらえ方――。
〈早期発見〉7つのポイント
・温厚だった人が、怒りっぽくなった
・出来事の前後関係がわからなくなった
・服装や身のまわりのことに無関心になった
・話しかけても生返事しか返ってこない
・食の好みが変わった
・同時に2つのことをすると、1つを忘れる
・「たとえ話」が通じなくなった
伊古田 俊夫[イコタ トシオ]
著・文・その他
内容説明
「認知症+予備軍1000万人」時代に備える。記憶障害や知的能力の低下だけではとらえきれない、患者の「心の変化」とは?現役世代からの早期発見を可能にする知識とは?症状を理解し、介護の負担を軽くする新しい視点を、専門医がやさしく語る。
目次
第1章 人の気持ちを理解できない―「理不尽に怒る脳」の源を求めて
第2章 「社会脳」とは何か?―社会脳科学の誕生
第3章 社会脳の視点から認知症をとらえ直す―1社会的認知
第4章 社会脳の視点から認知症をとらえ直す―2より高次な社会脳機能
第5章 社会脳の障害から認知症を診断する
第6章 早期発見して重症化を防ぐ―認知症における新しいミッション
第7章 「認知症+予備軍」一〇〇〇万人時代
著者等紹介
伊古田俊夫[イコタトシオ]
1949年、埼玉県生まれ。75年に北海道大学医学部卒業後、同大脳神経外科、国立循環器病センター脳神経外科を経て、84年に勤医協中央病院脳神経外科科長、2001年に同院院長に就任。2008年から同院名誉院長。2010年、札幌市認知症支援事業推進委員長。日本脳神経外科学会専門医、認知症サポート医。認知症の地域支援体制づくりに取り組むかたわら、社会脳科学の立場から認知症の臨床研究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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