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出版社内容情報
地形図を広げると浮かび上がる日本や世界の川にまつわる謎の数々。セオリーと推理を駆使して「川の名探偵」がトリックを解き明かす!「山はどうしてできるのか」「海はどうしてできたのか」に続く「地球に強くなる三部作」完結編!
黄河、アマゾン川から多摩川、天竜川まで――いままでになかった「推理小説のような」川の本!
地球上には無数の川が存在しています。最初は同じ雨水なのにその姿は千差万別で、ときに人間には信じられないふるまいを見せます。
川の面白さは、家で地形図を広げて眺めているだけで、「なぜこんな姿をしているんだ?」という謎が次々に浮かんでくるところにあります。
標高数千メートルのヒマラヤ山脈を越える川、砂漠でいきなり洪水を起こす川、黄河・揚子江・メコン川の不思議な流路、
平地より高く流れる川、ほかの川の流れを奪う川……まるで魔術のような数々の現象は、なぜ起こるのでしょうか?
第1部では「地形の名探偵」とともに、これら川のマジックの謎解きに挑んでいただきます。
また、一つの川の流れには、いくつものドラマチックな物語があります。第2部では、川の「運命」を大きく分ける分水嶺にはじまり、
上流・中流・下流それぞれに秘めた川という地形の正体を、最もポピュラーな川の一つ、多摩川を下りながら見ていきます。
プレートテクトニクスとの密接な関係から、その意外な「終着駅」まで、大きなスケールで多摩川をとらえなおします。
そして第3部では、著者が地形図をにらみながら独特の推理を働かせて、川の定説に大胆に挑みます。なかでも圧巻は、
「天竜川の源流は諏訪湖」という常識への挑戦です。想像の翼を広げた仮説が指し示す、驚きの「源流」とは?
時空を超えた、壮大な地形のミステリーツアーをぜひ体験してください。
藤岡 換太郎[フジオカ カンタロウ]
著・文・その他
内容説明
黄河と揚子江の奇怪な流路、ヒマラヤを越える川、砂漠に突如起こる洪水、天竜川の源流の謎―悠久の時を遡り、川のトリックを解き明かす!地球に強くなる三部作第3弾!
目次
第1部 川をめぐる13の謎(大河の大迂回―黄河と揚子江;ヒマラヤを乗り越える川;「桃源郷」に密集する三つの大河 ほか)
第2部 川を下ってみよう(川はどうしてできたのか;上流の風景;中流の風景 ほか)
第3部 川についての私の仮説(天竜川の源流はロシアにあった?;かつてのアマゾン川は途方もなく大きかった?;大陸には大きな川が三つできる?)
著者等紹介
藤岡換太郎[フジオカカンタロウ]
1946年京都市生まれ。東京大学理学系大学院修士課程修了。理学博士。専門は地球科学。東京大学海洋研究所助手、海洋科学技術センター深海研究部研究主幹、グローバルオーシャンディベロップメント観測研究部部長、海洋研究開発機構特任上席研究員を歴任。2012年退職、現在は神奈川大学、桜美林大学、放送大学などで非常勤講師。海底地形名小委員会における長年の功績から2012年に海上保安庁長官表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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skunk_c
翔亀
kaizen@名古屋de朝活読書会
kk
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