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出版社内容情報
桑子 研[クワコ ケン]
著・文・その他
内容説明
一見複雑な物理の世界をシンプルに表したのが公式。放り投げたボールの着地点の予測から、リニタモーターカーが走る原理、ICカードで改札口を通れるしくみまで、高校物理の公式で理解できてしまうのです。
目次
1 力学―運動に隠されたメカニズム(運動方程式―力学のすべてはこの式からはじまる;重力の公式―質量と重さの違いとは? ほか)
2 熱力学―粒子の動きで熱を捉える(熱量の公式―熱と温度の違いって何?;熱量保存の法則―温度変化には原因がある ほか)
3 波動―波の仕組みで音や光を解き明かす(波の式―波の動きを表す;波の重ね合わせの原理―楽器の音が鳴る仕組み ほか)
4 電磁気―電気と磁気が手を組むと力が生まれる(静電気力の公式―目には見えない静電気の力;電場から受ける力―電気の世界を「見える化」 ほか)
著者等紹介
桑子研[クワコケン]
1981年生まれ。東京学芸大学卒業、筑波大学大学院修了。2006年より共立女子中学高等学校にて物理教師として勤務。「物理からぶつりへ」を合言葉に物理の楽しさを生徒に伝えている。サイト「Kuwako‐lab.com」を運営。手作り実験等の情報を提供している。その他に検定教科書(東京書籍)の編集委員、教員採用試験や技術士試験の講師など幅広く活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
85
再読です。少し津波のもととなる波の動きのことを勉強し直したくて読んでみました。公式が最初にありその内容を言葉や図などを多用してくれているのでわかりやすくなっています。ただ物理で言う波動といっても音や光もあったりして範囲が広くやはりかなりてこずりました。ただ最終的に理解はできたようです。2024/04/26
nekozuki
19
文系出身で高校物理にほとんど触れずに卒業したが、やはり重要性を感じたため本書を手に取った。かなり平易に書かれているため、引っかかりは少なかった。後半の磁力、電磁誘導などはどうしても難しい。本書片手にもう少し発展的な内容にもチャレンジしたい。2018/05/07
たんたんx
17
電磁誘導はややこしいなあ。頭の中で、矢印があっち向いたりこっち向いたり(笑) でも桑子先生の説明は解りやすいので、じっくり読めば理解できます。物理が苦手な高校生にもお薦めします。2016/12/18
KAZOO
11
先日化学のほうを読んだのですが、歯が立たなくて難渋しましたが、やはりこちらのほうが公式などもはっきりわかるので読みやすい感じでした。身の回りの出来事などを引用してくれて、図なども多用しているので理解しやすいと思いました。2013/07/26
Schuhschnabel
4
数学勉強するには少しは物理を分かっていないといけないと思ったので読んだ。多分科学実験が面白いと感じる人が読むとフムフムという感じで読めるのだろうが、高校時代から公式通りの結果が得られるかを確かめるための実験に辟易していた自分にはあまり面白く感じられなかった。かといって、いきなり理系大学生向けの教科書は厳しいので、山本義隆の『新・物理入門』あたりを読んでみよう。2018/10/29
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