ブルーバックス
現代素粒子物語―ヒッグス粒子から暗黒物質へ

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  • サイズ 新書判/ページ数 296p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062577762
  • NDC分類 429.6
  • Cコード C0242

出版社内容情報

ヒッグス粒子の発見で、何がどうなるのか。素粒子理論と超大型加速器が紡ぎ出す「予言」と「発見」の物語物質に質量を与えるという「ヒッグス粒子」。宇宙全体に広がる謎の「暗黒物質」。CERNの超大型加速器LHCを舞台に “世紀の捕り物劇” が開幕した。果たして理論が予言する粒子は見つかるのか? 素粒子理論と超大型加速器が紡ぎだす「予言」と「発見」の物語を、とことんやさしく面白く語る。

第1章 神の粒子に挑むLHC
第2章 素粒子物理ことはじめ
第3章 ヒッグス粒子ことはじめ
第4章 ヒッグス粒子を捕まえろ
第5章 予言者、南部の物語
第6章 宇宙を創った暗黒物質
第7章 暗黒物質を捕まえろ


中嶋 彰[ナカシマ アキラ]
著・文・その他

KEK(高エネルギー加速器研究機構)[コウエネルギーカソクキケンキュウキコウ]
著・文・その他

内容説明

物質に質量を与えるという「ヒッグス粒子」宇宙全体に広がる謎の「暗黒物質」―CERNの超大型加速器LHCを舞台に“世紀の捕り物劇”が開幕した。果たして理論が予言する粒子は見つかるのか?素粒子物理学の最前線をやさしく語る。素粒子理論と超大型加速器が紡ぎだす「予言」と「発見」の物語。

目次

第1章 神の粒子に挑むLHC
第2章 素粒子物理ことはじめ
第3章 ヒッグス粒子ことはじめ
第4章 ヒッグス粒子を捕まえろ
第5章 予言者、南部の物語
第6章 宇宙を創った暗黒物質
第7章 暗黒物質を捕まえろ

著者等紹介

中嶋彰[ナカシマアキラ]
サイエンスライター・科学作家。東京大学工学部卒。日本経済新聞社入社、編集局科学技術部次長、科学技術担当編集委員などを歴任。1954年兵庫県宍粟市生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

19
2012/7/12 Amazonより届く。 2012/10/11~18/18 先日の重力についての本に続く物理本。ヒッグス粒子発見前の内容なのでちょっともどかしい部分もあるが、その辺りまでは一応昔ザクっと勉強していたので復習的な感じであったが、最近世間を賑わせている暗黒物質、暗黒エネルギーについては余り知識が無かったので、概略が知れて良かった。 ただ、改めて思うのは、自分には物理の才能が無い、ということだ。2012/10/18

ロッキーのパパ

17
ヒッグス粒子や暗黒物質の発見や南部博士の素粒子物理への貢献がドラマ仕立てで描かれており、とっつきやすかった。参考文献もブルーバックスなど入門書が多く、本当にこの分野の初心者向けって感じがする。ただ、暗黒エネルギーについては本文でも触れてほしかった。議論の発散を防ぐために暗黒エネルギーを対象外にしたのは理解できるけど、普通の物質が4パーセントでダークマターが25パーセント、じゃあ残りは何なんだって気になっていたし(^_^;)2012/11/30

calaf

12
つい最近にもニュースリリースがありましたが、本当についに秒読み段階?ホーキングさんも、賭けに負けたことを認めていらっしゃるみたいですし(笑)。それにしても、南部さんって、凄い人なのですねぇ...著者も恐れながら(?)書いていますが、同時にノーベル賞を受賞した小林さんや益川さんとは格が違う気がする...2012/07/17

牧神の午後

11
なるべく判りやすく書こうという筆者の努力伝わってくる。それ故に説明分量が多くなるのはやむを得ず、したがって暗黒エネルギーや超弦理論に行き着く前にゲームオーバー。ただ、理論・実験のスパイラルによる素粒子発見の物語は、まさに人間原理的な「この現実がある以上、こんな理論に違いない」な、いや仮説検証とも言えるのかもしれないのですが、の、あまりに都合の良い神様が用意したゲームをプレイさせられているような、厨二病前回の妄想を展開したくもなるというもの。2014/03/28

isao_key

8
ブルーバックス初挑戦。帯のヒッグス粒子を最もやさしく解説した本につれられ購入。ヒッグス粒子もクォークも知らなかった。分かったことは、素粒子物理の分野で新素粒子発見を証明するには100%に限りなく近い99.9999%の確立が必要とされること。もう一つは、南部陽一郎先生が突出した業績を持つ学者であるということ。ノーベル賞をとった「自発的対象性の破れ」以外にも、クォークとクォークの間で働く強い力の源泉である「色荷」概念の提唱、クォークを一次元のひもと考える「ひも理論」の創始。この章だけでも十分に読む価値がある。2012/11/26

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