ブルーバックス<br> 人はなぜだまされるのか―進化心理学が解き明かす「心」の不思議

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ブルーバックス
人はなぜだまされるのか―進化心理学が解き明かす「心」の不思議

  • 石川 幹人【著】
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  • 講談社(2011/07発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 298p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062577328
  • NDC分類 140.4
  • Cコード C0211

出版社内容情報

人間が犯す誤りは実は高度な認知機能の副作用だった。人類が持つ心理的特性を進化心理学で解き明かす。心の機能は遺伝し、進化する! 壁のシミが幽霊に見えたり、噂話を信じやすかったり、記憶力はチンパンジーに劣ったり……。そんな人間の「愚かさ」は、高度に進化した認知機能ゆえの副作用だった。心の動きを生物進化に基づいて考える今注目の進化心理学の最新知見から、人間特有の心の本質を解き明かす。(ブルーバックス・2011年7月刊)

第1章 錯視 高度な視覚機能のなせるわざ
第2章 注意 明らかな変化なのに気づけない
第3章 記憶 歪められたり、作られたり
第4章 感情 集団を支える怒りと恐怖と好奇心
第5章 想像 壁のシミが幽霊に見えるわけ
第6章 信念 なぜ噂を信じてしまうのか
第7章 予測 将来の危機を過小評価する心の働き


石川 幹人[イシカワ マサト]
著・文・その他

内容説明

壁のシミが幽霊に見えたり、噂話を信じやすかったり、記憶力はチンパンジーに劣ったり…そんな人間の「愚かさ」は、高度に進化した認知機能ゆえの副作用だった。心の働きを生物進化に基づいて考える今注目の進化心理学の最新知見から、人間特有の心の本質を解き明かす。

目次

第1章 錯視―高度な視覚機能のなせるわざ
第2章 注意―明らかな変化なのに気づけない
第3章 記憶―歪められたり、作られたり
第4章 感情―集団を支える怒りと恐怖と好奇心
第5章 想像―壁のシミが幽霊に見えるわけ
第6章 信念―なぜ噂を信じてしまうのか
第7章 予測―将来の危機を過小評価する心の働き

著者等紹介

石川幹人[イシカワマサト]
1959年、東京生まれ。1982年、東京工業大学理学部卒。企業および国家プロジェクトの研究所をへて、現在、明治大学情報コミュニケーション学部教授。学部・大学院では、生物物理学・心理物理学を学び、企業では人工知能の開発に従事。遺伝子情報処理の研究で博士号(工学)を取得。専門は認知情報論および科学基礎論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨミナガラ

17
“最近では、漠然とした対象に弱い恐怖を持続的に感じる不安症状も問題になっている。進化論的に考えれば、持続的な恐怖とは、危険に対して俊敏な行動をとるための準備が続いている状態である。そんな状態が続けば、健康に悪影響があるのももっともだ。もし不安が、俊敏な行動への準備の持続ならば、実際に「俊敏な行動」をしてしまえば、その準備態勢はリセットされると考えられる。/よく「ストレス解消には運動がよい」と言われるが、ストレスが不安の積み重ねに起因しているのであれば、進化論的にはかなり納得できる。”2014/07/13

あっきー

15
⭐2 記憶が事実と違うということは人によって違ういくつかの現実があると言えると思う、この辺は自分の最も関心がある内容だったので面白かった、著者とは違って自分は記憶は遺伝しないし、DNAには記憶を遺伝する情報量は無いと思っている、著者は明言していないが次の世代に記憶や出自の適性が遺伝し進化するかのように言っているように思えるのだがこれは危ない考えだ、「おわりに」でそれは誤解だから「だまされ上手が生き残る入門進化心理学」という別の本を読めと言っているが、そのセリフは本の冒頭で言うべきなので⭐マイナス1だ2020/11/30

はふ

14
我々人類は、身体的な技術や能力だけでなく、心も進化してきた。しかし、狩猟時代の約300年前間の名残もあり、現代では少し生きづらい心の形成がなされている。人はなぜこのような行動をとるのか、このように感じるのか、なぜだまされるのか、それらを解き明かす進化心理学の初心者向けの本。2019/03/17

anco

11
進化心理学の紹介本。人間の心理も進化論から説明できる。持続的な恐怖とは、危険に対して俊敏な行動をとるための準備が続いている状態。暗闇恐怖症には少しずつ耐えていく行動療法アプローチが、あがり症には笑われるのは人気者のしるしなどと考え直す認知療法アプローチが有効。人間の心理には確証バイアスがかかり、ジンクス好き。無意識のうちに失敗を恐れ、確証ばかりでなく反証をしようとしない。信じることに加えて、適切に疑う懐疑の精神が肝要。2015/08/29

月をみるもの

10
認知の歪みが発生する歴史的・進化的経緯を「物語」(=仮説)として提示するだけなら、グールド先生の批判( https://ja.wikipedia.org/wiki/Just-so_story ) に応えられない。その物語=仮説が、認知の歪みを克服するのに役立ち、現在・将来の予測・制御につながって初めて、「科学」と呼べるものになる。2021/02/26

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