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内容説明
ヒトゲノムが解読された現代でも、人体にはいまだ明かされない謎がある。医学の進歩から取り残されたそれらは、なぜ研究者の挑戦を拒み続けるのか。鍼灸が効くしくみ、磁場が人体に及ぼす影響、睡眠のメカニズム、「病は気から」の真偽、筋肉はなぜ動くか、記憶の貯蔵方法、人体の真の設計図などの、解明の道筋を探る。
目次
第1章 鍼灸の治療効果の謎―ツボと経絡路は実在するか
第2章 磁場の人体に及ぼす影響の謎―人体内に磁石はあるか
第3章 睡眠の謎―睡眠物質は存在するか
第4章 「病は気から」の謎―プラセボ効果とはなにか
第5章 「天然のリニアモーター」筋肉の謎―意志はどのように筋肉を動かすのか
第6章 記憶のメカニズムの謎―記憶はどのように貯蔵されているか
第7章 人体の設計図の謎―鍵を握る細胞質
著者等紹介
杉晴夫[スギハルオ]
1933年生まれ。東京大学医学部助手を経て、米国コロンビア大学医学部および国立保健研究所に勤務ののち、帝京大学医学部教授、2004年より同名誉教授。現在も筋収縮研究の現役研究者。日本動物学会賞、日本比較生理生化学会賞等受賞。1994年より約十年間、国際生理科学連合筋肉分科会委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
23
#説明歌 鍼灸磁場睡眠記憶人体と「病は気から」「リニアモーター」 現代の研究費獲得狂奔す研究精神卑小で弛緩2017/09/10
tetsu
11
★4 七つの謎のうち、記憶のメカニズムと人体の設計図の二つは特に興味深い。 記憶については、①作業記憶、②短期記憶、③長期記憶の3種類があり、①②はニューロン回路を伝わる電気インパルスで、③は化学反応で大脳に保持される。コンピュータのメモリーとディスクようで納得できる話。 人体の設計図の章では、DNAは単なるたんぱく質の作成方法が記されているだけで(ただこれだけでもすごいけど) 生命体を形作る仕組みは全く分かっていない。こちらもよく理解できる話でした。しかし、生命はよくできている。たぶんシンプルな法則で。2018/05/31
calaf
8
第3章の睡眠の話は、この本の後に出た櫻井武さんの『睡眠の科学』によると、相当進んでいるみたいです。そこには、概日リズムの話、記憶の話も絡んでくるという話だったと記憶しています。正に日進月歩の世界だなぁ...2012/03/13
Saiid al-Halawi
4
第1章の鍼とか灸治療に対しての西欧と日本の研究態度の歴然とした差が印象深い。どれだけ用心/配慮しても実験で偽薬効果を拭うのは難しいんだけど、まぁ臨床医学的には結果オーライな部分もあるから云々な件には苦笑した。こういう研究者はイイよなぁ。2012/07/31
Akiro OUED
3
人体を形成するのに必要な材料を自分の体内で生産するメカニズムは分かった。だけど、それを使って人体を形成するメカニズムが分かっていない。へー、そうなのか。イヌがネコを産んだという話は聞かないけど、トンビがタカを生んだ話はよく聞く。タカが爪を隠すかどうかは、育ちによるけどね。2021/12/31




