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内容説明
「意識をもつ観測者」が状態を収縮させる力を認めるか、自分のコピーが無数に存在することを受け入れるか―。長らく信じられてきた「コペンハーゲン解釈」に代わり、最近の実験は「多世界解釈」を明確に支持している。本書は、解釈問題の歴史を丁寧に振り返ったうえで、並行世界を利用して“爆弾”を検知しているとしか思えない驚きの実験などを紹介しながら、なぜ「多世界解釈」が合理的なのかを論証していく。
目次
不思議な世界
従来の描像に固執すると
推論による収縮
拡大されたホラー物語
先人の証言
ヒルベルト空間に移動せよ
望まれる局所性
多世界への導入
多世界を利用する1―信じがたい観測
多世界を利用する2―量子コンピュータ
多世界解釈の推進者たち
多世界の恐怖
古典戦士―ロジャー・ペンローズ
新時代の戦士―アントン・ツァイリンガー
多世界解釈の証明と改良
著者等紹介
ブルース,コリン[ブルース,コリン][Bruce,Colin]
欧州宇宙機構で研究活動に従事しながら、オックスフォード大学で量子力学の多世界解釈についての先端的な研究に携わる。物理や数学の問題を探偵小説ふうに解き明かせる数少ない書き手として、多くの著作がある
和田純夫[ワダスミオ]
1949年生まれ。東京大学物理学科卒業。理学博士。文部省研究奨励員、ケンブリッジ大学キャベンディッシュ研究所研究員、ボローニャ大学国立原子物理学研究所研究員を経て、現在、東京大学教養学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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へくとぱすかる
KAZOO
またの名
NICK
まつど@理工