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内容説明
「化学」の勉強がつまらないのは、結果だけを覚えこまされるから。どんなアイディアがあって、どこで行き詰まり、解決の糸口はどう見つかったのか…。そのプロセスがわかれば「化学」はとても楽しくなる。化学の重要な法則を生み出した偉人が時空を超えて一堂に会して、熱く自説を闘わせる。
目次
プロローグ 二〇〇X年五月F高校の化学実験室
第1章 万物の源はなにか?(紀元前四三二年ギリシャ・アテネ;討論会のメンバー;追っかけインタビュー―デモクリトス;1コマ劇場)
第2章 燃焼とはいかなる現象か?(一七九一年フランス・パリ;討論会のメンバー;追っかけインタビュー―ラヴォアジエ)
第3章 原子は確かにある!(一八三〇年イギリス・マンチェスター;討論会のメンバー;追っかけインタビュー―アヴォガドロ)
エピローグ 二〇〇X年一一月F高校の化学実験室
著者等紹介
松本泉[マツモトイズミ]
1953年、静岡県生まれ。山形大学理学部化学科卒業。公立高校教員。教職に就いて以来、科学史(主に化学史)と理科教育の関係に関心を持ち、読み物や映像スライドなどの教材開発、調べ学習や原典解読を取り入れた授業プランの開発などを実践してきた。また、ここ数年は授業改善を目的として、ビデオ映像を用いた授業の分析にも取り組んでいる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
14
「タイムスリップで歴史的化学者らによる討論会を聞きに行く」という講談社ブルーバックスらしいエッジがきいた本。そして、良い本。/忘れないでおきたい化学者【エンペドクレス】(紀元前493頃~前433頃)…水・空気・火・土の四元素説を唱え、万物はこれらの混合・分離によって生成・解体するとした。また、四元素の混合と分離をうながす力として「愛」と「憎しみ」を考えた。2018/12/29
ええこ
2
化学が作られていく過程がよくわかって、すごく面白い。また何回も読み直したい。2012/04/29
KZ
1
最後の生徒のコメント。教科書では2、3行で片付けられる法則も、様々な化学者のドラマがある。真実を追及することは大変なんですね。2023/05/31
オランジーナ@
1
小説として読めば面白いかもしれない2015/06/19
あすべる
1
化学史の入門としては、いいのかも?とはいえ、これで化学の苦手克服に繋がるかと言えば、そうは思わないかなぁ・・・。教養のひとつとして読んでみるのはありぐらい。2012/06/26
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