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内容説明
セルフ・カウンセリングは「書く」ことによって、自分の内面を探求していく自己発見法です。その手順はいたって簡単。書き方のルールにしたがって、生活の一場面を書いていくだけ。その記述を「読む」ことで、自分の心が見えてきます。誰にでも簡単にその原理と技法が理解できるよう、豊富な実例を交えて、わかりやすく解説します。
目次
プロローグ 日常生活を書くカウンセリング(セルフ・カウンセリングの誕生;なぜ、“書く”カウンセリングなのか ほか)
第1ステップ 場面記述(自他境界線の意味;記述の三原則 ほか)
第2ステップ 場面洞察(心ってなんだろう?;洞察ってなんだろう?)
第3ステップ 関係別洞察(関係別洞察ってなんだろう?;Iさんの体験記)
エピローグ あるがままの自分をそのまま見つめる(さまざまな自己反省)
著者等紹介
渡辺康麿[ワタナベヤスマロ]
生涯学習セルフ・カウンセリング学会会長。立正大学心理学部教授、恵泉女学園大学カウンセラー。1935年、東京生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。その後、立教大学文学部卒業。ドイツ・ミュンスター大学で牧会心理学研究修了。帰国後、玉川大学文学部教授になる。2001年、同大学退官ののち、現職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いわにほ
21
私達の日常生活は、何らかの欲求を抱き、それを充足させる、ということの連続で成り立っている。だが、そのような欲求充足過程を自分ではあまり意識していない。そしてその特定の行動を繰り返していると自明なものとなり無自覚的にその行動の仕方をとるようになる。これが所謂〈習慣〉である。✦習慣的な行動は記憶に残りにくいが、自己を形成する重要な要素だ。本書で書かれている方法を使って、無自覚な習慣を明文化し(場面記述)、メタ認知的に自己を分析し(場面洞察)、どのような人達との間に起きた出来事なのかを考察する(関係別洞察)。2020/02/08
葉月たまの
4
すごい良かった♪。色々考えさせられた! シンプル故に分かりやすい本だったし><。自分を心理分析してみて、わたしって、こういう欲求があったんだとつくづく分かった><。やっぱりこういう入門書は分かりやすいことが一番大事だね……。もっと前にこの本と出合っていれば><。2014/11/04
Isuke
2
図。職場のメンヘラ対応に辟易しているので、自分自身のメンタルを守るために学ぶ。なるほど。ルールが多くてゲンナリするが、手を動かしてみるとそれなりに書けそう。感情を味わって昇華させるのが肝かと私は思いました。ブルーバックス恐るべし。2025/01/26
上岡ゆりのき
2
読了。なるほどなぁと思ったところもあり、そこまでやる必要はないかなぁと思ったり。自己分析ならある程度できておりますゆえ…(しろめ とりあえず、もし行き詰ったらやってみようかな、という引き出しが増えました。選択肢が増えるのはすべからく良いことだ。多分。2013/10/16
二夢
2
何か問題が起こった時、感情的にではなく分析的に捉えるのは重要です。「書く」ことで整理する。それを人に話せると、もっと良いような気がします。2012/12/06
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