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内容説明
卵を割らずに黄身がとり出せるか?四次元の世界ではそれが可能だという。真実とはかくも奇妙なものなのか。アインシュタインがついに見つけた実在する四次元から、超多時間理論、重力波まで、絵には描けない世界を丁寧に語り尽くす。
目次
第1章 次元とはなにか
第2章 四次元空間の性質
第3章 曲がった空間
第4章 ハップニング
第5章 光とはなにか
第6章 実在する四次元
第7章 非ユークリッド空間
著者等紹介
都筑卓司[ツズキタクジ]
1928年浜松市生まれ。海軍兵学校、旧制一高から東京文理科大学物理学科へとすすみ、同大学院では統計力学を専攻。物理学の全分野にわたって幅広い知識をもつ。横浜市立大学で教鞭をとり、同大学名誉教授。2002年7月惜しくも逝去された
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
背古巣
43
何度目かの再読。遥か昔、これを読んだ弟に、「"マックスウェルの悪魔"より解りやすかった」と言われ、さっぱりわからなかった私はひどいショックを受けました。それ以来、なんとか理解しようと挑戦してきた次第です。今回も時間がかかってしまいました。少し、わかった気がします。難しいけど、嫌いじゃないです。都築さんのブルーバックスは数式をほとんど使わず、解りやすい文章で説明してくれるので好きです(^o^)。2020/03/22
へくとぱすかる
39
紙の本なのでページ数を260ページに修正。著者の本で最も売れたというだけあって、ただでさえ理解のむずかしい四次元というものを、最初は数学、後半は物理学的に解き明かしてくれる。時間、そして光速のからんだ座標変換から、四次元が導かれ、そこから、「この世界」からは目に見えない理由も説明できるのだから、思わず手を打つ。意外に文章が文学的である部分も人気の秘密かもしれない。2017/01/16
小木ハム
13
前半は平面、球面幾何学。後半は相対性理論。数学と物理の視点から四次元を考察する本。中学・高校生向けですがなかなか難解、されどユニークなイラストも相まって科学の不思議さ面白さを堪能できます。空間、光、長さ、時間、こういったワードにそそられる方にお勧めです。『ものは影になることによって次元が一つ減る』ということは、四次元の影は三次元??視覚的なイメージは出せないけど理屈としては理解ができますね。視覚化したい方は『四次元が見えるようになる本』も参照されたし。2019/01/17
sosking
10
今から30年以上前の大学生の項読んだ気がします。懐かしいです。四次元について、分かりやすく書かれていたと思います。また、曲がった空間についても、書かれていたはず。表紙絵もそのままなのが、懐かしくて嬉しい。
儚俣
8
四次元めが時間なのがいまいち納得出来ない。まだ九次元世界から偶然時間が選ばれましたと言われたほうが納得出来る。後半はほぼ相対性理論の説明だったが、数学的四次元と物理的四次元を並べて書いたのはわかりやすかった。重力波の発見を追加した新装版は出るのかな?2016/06/11
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