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内容説明
著者は、広島大学原爆放射能医学研究所の研究者である。米国の水爆実験の舞台となった南太平洋の島々から旧ソ連の核兵器実験場カザフスタンや、シベリアの核爆発地点周辺、原爆用プルトニウム製造所からの廃棄物汚染などのあった南ウラル、世界を震撼させた原子力発電所事故のチェルノブイリ、さらには臨界事故の東海村まで、自ら測定してまわった迫真の報告書。
目次
第1部 核災害の概要(核爆発とその影響;放射線被曝の基礎知識;世界の核兵器実験とその影響;原子力発電と核燃料サイクル)
第2部 調査の現場から(マヤーク・プルトニウム製造企業体周辺での核災害―ロシア連邦チェリャビンスク;旧ソ連邦での核兵器実験による周辺住民の被曝―カザフスタン共和国セミパラチンスク;南太平洋における米国の水爆実験―マーシャル諸島共和国ロンゲラップ環礁;シベリアにおける核爆発の産業利用―ロシア連邦サハ共和国;チェルノブイリ事故―厳戒管理地区;東海村臨界事故―遮蔽されていた至近住宅街;放射線被爆地の回復;家族のための放射線防護―緊急時にあなたができる放射線防護)
著者等紹介
高田純[タカダジュン]
1954年、東京都生まれ。弘前大学理学部物理学科卒。広島大学大学院理学研究科博士課程前期(原子核物理実験)修了、同課程後期中退。理学博士。鐘淵化学工業中央研究所、シカゴ大学ジェームスフランク研究所、京都大学化学研究所、イオン工学研究所を経て、1995年より広島大学原爆放射能医学研究所国際放射線情報センター助教授。緊急被ばく医療地域フォーラム講師などを兼務。専門分野は、被曝線量評価、放射線防護、環境放射線。鐘淵化学工業技術振興特別賞、未踏科学技術協会高木賞を受賞。日本放射線影響学会、応用物理学会会員
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感想・レビュー
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Koning
Hiroki Nishiyama
kwy8791
Yasuo Uematsu
どさんこ