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内容説明
「砂糖は太る」それは、誤解です。「甘さが太らせる」それも、誤解です。「砂糖は糖尿病の原因」それも、やっぱり誤解です。あなたの「食べ物常識」を覆す、砂糖の真の姿。
目次
第1章 「砂糖は太る」の誤解(昔は薬だった砂糖;カロリーはそば粉と同じ ほか)
第2章 健康常識の落とし穴(「数値」の誤解;肥満は本当に危険なのか ほか)
第3章 “糖”が付くから砂糖が原因?糖尿病(人類の歴史とともにあった糖尿病;老いは「酸化」と「糖化」 ほか)
第4章 脳が欲しがる砂糖(コーヒー・ブレイク;記憶と砂糖 ほか)
第5章 健康な生活のために(体を動かすエネルギー;有酸素運動 ほか)
著者等紹介
高田明和[タカダアキカズ]
1935年、静岡県生まれ。慶応義塾大学医学部、同大学院卒業後、ニューヨーク州立大学助教授を経て、浜松医科大学教授。2001年、浜松医科大学名誉教授。医学博士。専攻は生理学、特に血液学。日本生理学会、臨床血液学会などの評議員。1989年、中国科学院より国際凝固・線溶シンポジウム特別賞を受賞。1991年ポーランド、ビアリストク医科大学より名誉博士号を受ける。血液と生理学分野での国際的な活躍の一方、ユニークな科学エッセイで幅広い読者をもつ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユウユウ
23
発行年2001年と少し古めですが、興味深い話がたくさんありました。糖の摂取については情報が多く、混乱するので色んな本を読んで正しい理解を深めたいです。以下、各章の要約。2020/05/03
レコバ
3
お菓子好きの俺にとっては、非常に心地いい主張。明らかに奇しい俗説から、肥満、糖尿病、虫歯の原因足りえるかを論じた本。取り過ぎれば何でも毒になるし、過度に少ないと当然駄目という結論。糖尿病についても調べてみるか。あとアメリカが水道水へのフッ素添加に踏み切っていたのも知らなかった。2014/03/10
ataka
3
砂糖に対する偏見・誤解を解き、むしろ糖分は脳にとって必要不可欠な栄養素であることを説明している。誤解が生まれた時代背景を解説しているところが類書との違い。軽めの本なので、図書館で借りてみるには最適?!2012/10/03
Bamboo
2
炭水化物の代表である砂糖の摂取のあり方を考え直すきっかけになりました。 ブドウ糖→トリプトファン→セロトニン→精神安定のシステムも又大切ですね。2015/01/01
CHRONO
1
糖質過剰な現代の食事の中で悪者にされてしまった感のある砂糖ですが、決して砂糖「だけ」が悪いんじゃないよという内容を分かりやすく説明してくれます。砂糖の歴史にも触れていて勉強になります。つまるところ糖質は必要なんだけれども制限、管理が大切なんですね。2019/11/11