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内容説明
わからないのはもっと身近な物理現象だった!宇宙のはじまりと現在までがわかり、究極の物質の姿まで明らかになっているのに、砂糖の山の崩れ方や、スタンドに飛び込んだ野球のボールの跳ね方がわからない。今でも何が、どうしてわからないかを、現代物理の考え方を掘り下げながらやさしく語る。
目次
第1章 科学の主役は物理学だった時代
第2章 現代物理学には“壁”がある
第3章 もう一つの見方でわかること
第4章 身近なことが意外にわからない
第5章 生活の中の複雑系
第6章 自然の謎がわかることの意味
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
3
ふむ2023/12/08
がんぞ
3
物理学を「科学の帝王」「単純な原理=方程式で素粒子から大宇宙まで全てを説明する」との理想を提示。しかし例えばHow生体が特定の多分子構造を瞬時に構成できるのは?Who受精卵から細胞分裂して形態発生するとき、機能分化を命令するのは?What進化の過程で中間段階の有利は?などミクロとマクロをつなぐメカニズムが全く不明。2020/12/13
senahate
2
物理についての基本的知識を知れる一冊。でも、本書の中に仮説を絶対化している箇所があって、「99.9%は仮説」を読んだ後だから違和感があった。2011/08/07
Takuya Hattori
0
物理学とは、『いろいろな自然現象の奥に存在している法則を、観察や実験で得られた事実をもとにしながら追求する学問』。自然現象を根源的な要素に分解して理解しようとする要素主義や、表面的な自然現象に隠されている不変の構造や法則を見出そうとする構造主義など、物理学の様々な立場を知ることができました。20世紀、物理学は生物学や宇宙の研究に対して大きな影響を与えながら、資金面や技術面で新たな実験ができなかったり、生活に身近なものでまだ解明されていない自然現象があったりと、物理学の成果と課題もよくわかりました。2014/11/20
Nobuya
0
物語風に物理の疑問に答えており、分かり易かった。深いところまでは言及しておらず、少し物足りなさを感じたが、読み物としては面白かった。2013/11/26
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