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内容説明
原子を構成する陽子や電子、そしてクォークさえも極微のひも―「超ひも」からできているという超ひも理論は、アインシュタインの果たせなかった統一場理論を実現する夢の理論とも言われる。いったい極微の世界の理論がどうして広大な宇宙の生成と進化をも語る理論になりうるのだろう?量子力学や相対性理論誕生以来、物理学が追い求めてきた夢を語りながら、超ひも理論が描き出す素粒子から宇宙までの起源と構造、進化を概観する。
目次
1 宇宙の理論(超ひも理論ですべてが解けるか?;統一理論を探して;量子力学のパズル ほか)
2 超対称性と超ひも(超ひも理論の誕生;対称性、ミッシング・リンク;超対称性)
3 四次元を超えて(ビッグ・バン以前;暗黒物質の謎;宇宙ひも ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわん
19
1997年3月の本。サブタイトルの「宇宙の統一理論を求めて」の方がピンと来るが、原題が「アインシュタインを越えて」。超ひも理論や暗黒物質は、この頃にはあったのね。日本人もノーベル賞受賞者3名を含め7名登場。2022/12/17
はにまる
4
ずいぶん長いこと積ん読状態。超弦理論の入門書であるが、あまり詳しい内容には触れずに、アインシュタイン以降の物理学の流れ・登場人物を俯瞰する内容でわかりやすい。ただ1987年の本なので、その後超弦理論の研究がどうなったかは間違いなくアップデートが必要2019/04/14
プラス3
1
20世紀の物理学をサラッとおさらい。統一場理論がテーマだけど正直、出来はイマイチ。最近の宇宙物理学や素粒子物理学の入門書たちに比べると、わかりやすさ・とっつきやすさと、専門的な議論が中途半端に合わさってしまったような印象。2014/02/19
ノメ
0
統一場理論に至るミクロとマクロの理論の統一への歴史がよくわかる。2016/10/11
massn
0
超ひも理論でなんでも解決できるんだ!という本。超ひもに絡めて宇宙論なんかが継ぎ足されていて、さらにその印象は強まる。わかりやすさの裏で見落とされている点が多少あり、サイエンスライティングについて考えてしまう。2011/06/21
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