ブルーバックス<br> 催眠の科学―誤解と偏見を解く

ブルーバックス
催眠の科学―誤解と偏見を解く

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  • サイズ 新書判/ページ数 210p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062571531
  • NDC分類 145.4
  • Cコード C0211

内容説明

催眠とは、きわめて正常でありながら、たいへん異常に見える心理現象である。今日ではこれは、精神医学に利用することはもちろん、学習指導やスポーツ選手のメンタル面の強化などに有効な援助法としても活用されている。本書では、その歴史から、方法、実際の場面、有効・適切な利用法までを紹介し、催眠の本質を正確にわかりやすく解説する。

目次

1章 催眠研究の歩み
2章 催眠とは何か
3章 暗示の構造
4章 催眠法
5章 変性意識とトランス
6章 催眠中の心理現象
7章 催眠中の生理現象
8章 催眠の利用・活用

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

17
催眠研究の権威が平易に誠実に語る催眠の方法と倫理。科学という題名から催眠中の脳の状態などの解説があるかと思ったが、そちらは特になく、催眠で何ができてできないかといった基礎的な内容が中心。あくまで、催眠は被催眠者のために行われるべきもので、催眠によって人間を、本人の意志に反し意のままに操ることはできない。むしろ、催眠とはかかる人間の無意識を解き放ち、活発化させる行為なので、どんなに奇妙に見えても、それは被催眠者の努力によって成り立つものが大きいそうな。催眠研究史も詳しい2014/06/21

まさや

6
ショーよりではなく医療よりの催眠がどのような歴史で使われてきたのかが書いてありました。 絶版なので図書館で借りるのがいいとおもいます。 2021/12/14

HolySen

2
催眠研究の歩みも含めて、分かりやすく催眠について説明されている。催眠は「かける」ものではなく、被催眠者が、何かの目的のため努力して「かかる」ものだ、というのがこの本の最も大きな主張の一つだろう。 そして、催眠によってどうなるか、催眠が何に活用できるか、あたりが半ば箇条書き的に書かれている。どういう催眠があるかは書かれているが、具体的な催眠のテクニックというところまでは書かれていない。2013/06/08

新橋九段

1
全然読んだ記憶がなかった……一通り催眠が何たるかはわかった。2018/03/12

takoroy

0
催眠をめぐる歴史、理論、手法、発展に関するコンパクトなまとめ。個人的な収穫は、精神分析との関係。初期フロイトに催眠療法が密接に関係していたことが読み取れる。 また、催眠は催眠者がかけるものではなく、被催眠者が「かかろうと努力する」もの、という点が印象的だった。 やや文章が細切れで、少々読みづらいところもあったが、面白かった。2017/09/13

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