内容説明
田中角栄の遺伝子は、どのように日本政治を蝕んでいったのか―中曽根、金丸、竹下…角栄を恐れ、角栄になろうとした「裏の支配者」たちの権謀術数を炙り出し、孤独との闘い、真紀子との確執など、晩年の角栄の苦悩を赤裸々に綴った衝撃の記録!“最後の角栄番”としての極秘の取材メモによってロッキード事件の深層を暴き、自民党最大派閥の崩壊までも予見した一冊。
目次
第1章 角栄逮捕の裏側
第2章 田中叩きの波
第3章 中曽根再選
第4章 二階堂擁立劇
第5章 角栄vs.金丸
第6章 倒れた将軍
第7章 角栄後の日本政治
第8章 中曽根から竹下へ
終章 真の政治改革のために
著者等紹介
田中良紹[タナカヨシツグ]
1945年、宮城県に生まれる。1969年、慶応義塾大学経済学部卒業後、東京放送(TBS)に入社。報道局でドキュメンタリー番組ディレクターとして『テレビ・ルポルタージュ』『報道特集』などを手掛ける。また、社会部、政治部記者として政治家、官僚たちへの取材を精力的に行う。田中角栄、早坂茂三、金丸信、竹下登といった大物に密着。ロッキード事件後の田中角栄に食い込み、“話の聞き役”となった。1991年に東京放送を退社し、(株)シー・ネットを設立。1998年にCS放送で国会審議を専門に中継する「国会TV」の開局を果たした
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