出版社内容情報
講談社ノンフィクション賞受賞
金丸信から星野仙一まで政・官・財・暴を操る!
食肉店の奉公人から身を起こし、同和と暴力の威光で日本を“裏支配”した食肉業界のドンがこの1冊を機に逮捕!!
“最後のフィクサー”浅田満――自民党のドンから山口組5代目、さらには宝塚スター、元横綱・北勝海に元阪神監督・星野仙一まで……その“威光”は、広く日本社会に浸透している。同和と暴力を背景に、途方もなく肥え太った男の半生を赤裸々に綴った衝撃作!!政・官・財・暴を手玉に取った「食肉業界のドン」が、狂牛病騒動に乗じてわれわれ国民の“血税”を貪(むさぼ)り喰らう様を暴く!
はじめに──「帝王」浅田満の素顔
第一章 伝説の奉公人
聖域に隠れひそむフィクサー
立志伝中のゴッドファーザー
鼻づまりだった幼少期
他
第二章 同和と暴力を両輪に
クジラを飼う男
部落解放同盟と全解連
建設と食肉で覇を競う二人
他
第三章 影の億万長者
税申告フリーパスを実現した秘策
長者番付に登場しないミリオネア
輸入牛肉に着目
他
第四章 北海道に進出
足がかりは中川一郎
畜産振興事業団に恩を売る
北の大地に“浅田の街”が
他
第五章 「永田町」と「霞が関」を手玉に取る
食肉部長への贈賄容疑で逮捕
追い返された金丸信
裁判官に食ってかかる
他
第六章 鈴木宗男の後見人に
「二億もあれば足りるやろ」
セルシオを提供
肉の底から五百万円
第七章 知事もひれ伏した大阪府
横山ノックの借金を肩代わり
太田房江知事に質す
“貧窮”大阪府が巨額を貢ぐ理由
他
第八章 地元市長は舎弟
夫人たちはシャネルづくし
副知事が土下座
浅田のための公共事業
他
第九章 狂牛病騒動で荒稼ぎ
“焼け太り”したハンナン
農水族議員と食肉業者の癒着
ばらまかれた国民の血税
他
第十章 証拠を闇に葬る完全犯罪
太田房江知事のウソ
舎弟市長の早業
他
第十一章 浅田流「商売哲学」
「秘してこそ華」
日本最大級の巨大さ
他
第十二章 「サイドビジネス」が炙り出す底力
ロイヤルホストとの縁
一部上場企業の副社長も
他
第十三章 史上最強のタニマチ
「百万も包んで渡しとけ……」
力士に娘を嫁がせる
他
第十四章 ファミリーの肖像
敷地三千坪にそびえる城塞
教科書に登場する名画が玄関に
他
終 章 虚像が剥がされた帝国
懺悔した帝王
生涯賃金を一日で稼ぐ
他
単行本あとがき
浅田満関係年表
溝口 敦[ミゾグチ アツシ]
著・文・その他
内容説明
“最後のフィクサー”浅田満―自民党のドンから山口組五代目、さらには宝塚スター、元横綱・北勝海に元阪神監督・星野仙一まで…その“威光”は、広く日本社会に浸透している。同和と暴力を背景に、途方もなく肥え太った男の半生を赤裸々に綴った衝撃作!!政・官・財・暴を手玉に取った「食肉業界のドン」が、狂牛病騒動に乗じてわれわれ国民の“血税”を貪り喰らう様を暴く。
目次
はじめに―「帝王」浅田満の素顔
伝説の奉公人
同和と暴力を両輪に
影の億万長者
北海道に進出
「永田町」と「霞が関」を手玉に取る
鈴木宗男の後見人に
知事もひれ伏した大阪府
地元市長は舎弟
狂牛病騒動で荒稼ぎ
証拠を闇に葬る完全犯罪
浅田流「商売哲学」
「サイドビジネス」が炙り出す底力
史上最強のタニマチ
ファミリーの肖像
虚像が剥がされた帝国
著者等紹介
溝口敦[ミゾグチアツシ]
ノンフィクション作家、ジャーナリスト。1942年、東京都に生まれる。早稲田大学政治経済学部を卒業。出版社勤務などを経て、フリーに。2003年、『食肉の帝王―同和と暴力で巨富を掴んだ男』で第25回講談社ノンフィクション賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遥かなる想い
ニッポニア
Kentaro
たぬきごんべい
きょちょ