講談社+α文庫<br> 食肉の帝王―同和と暴力で巨富を掴んだ男

個数:
電子版価格
¥946
  • 電子版あり

講談社+α文庫
食肉の帝王―同和と暴力で巨富を掴んだ男

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月11日 08時55分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062568906
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0136

出版社内容情報

講談社ノンフィクション賞受賞
金丸信から星野仙一まで政・官・財・暴を操る!
食肉店の奉公人から身を起こし、同和と暴力の威光で日本を“裏支配”した食肉業界のドンがこの1冊を機に逮捕!!

“最後のフィクサー”浅田満――自民党のドンから山口組5代目、さらには宝塚スター、元横綱・北勝海に元阪神監督・星野仙一まで……その“威光”は、広く日本社会に浸透している。同和と暴力を背景に、途方もなく肥え太った男の半生を赤裸々に綴った衝撃作!!政・官・財・暴を手玉に取った「食肉業界のドン」が、狂牛病騒動に乗じてわれわれ国民の“血税”を貪(むさぼ)り喰らう様を暴く!

はじめに──「帝王」浅田満の素顔
第一章 伝説の奉公人
 聖域に隠れひそむフィクサー
 立志伝中のゴッドファーザー
 鼻づまりだった幼少期

第二章 同和と暴力を両輪に
 クジラを飼う男
 部落解放同盟と全解連
 建設と食肉で覇を競う二人

第三章 影の億万長者
 税申告フリーパスを実現した秘策
 長者番付に登場しないミリオネア
 輸入牛肉に着目

第四章 北海道に進出
 足がかりは中川一郎
 畜産振興事業団に恩を売る
 北の大地に“浅田の街”が

第五章 「永田町」と「霞が関」を手玉に取る
 食肉部長への贈賄容疑で逮捕
 追い返された金丸信
 裁判官に食ってかかる

第六章 鈴木宗男の後見人に
 「二億もあれば足りるやろ」
 セルシオを提供
 肉の底から五百万円
第七章 知事もひれ伏した大阪府
 横山ノックの借金を肩代わり
 太田房江知事に質す
 “貧窮”大阪府が巨額を貢ぐ理由

第八章 地元市長は舎弟
 夫人たちはシャネルづくし
 副知事が土下座
 浅田のための公共事業

第九章 狂牛病騒動で荒稼ぎ
 “焼け太り”したハンナン
 農水族議員と食肉業者の癒着
 ばらまかれた国民の血税

第十章 証拠を闇に葬る完全犯罪
 太田房江知事のウソ
 舎弟市長の早業

第十一章 浅田流「商売哲学」
 「秘してこそ華」
 日本最大級の巨大さ

第十二章 「サイドビジネス」が炙り出す底力
 ロイヤルホストとの縁
 一部上場企業の副社長も

第十三章 史上最強のタニマチ
 「百万も包んで渡しとけ……」
 力士に娘を嫁がせる

第十四章 ファミリーの肖像
 敷地三千坪にそびえる城塞
 教科書に登場する名画が玄関に

終 章 虚像が剥がされた帝国
 懺悔した帝王
 生涯賃金を一日で稼ぐ

単行本あとがき
浅田満関係年表


溝口 敦[ミゾグチ アツシ]
著・文・その他

内容説明

“最後のフィクサー”浅田満―自民党のドンから山口組五代目、さらには宝塚スター、元横綱・北勝海に元阪神監督・星野仙一まで…その“威光”は、広く日本社会に浸透している。同和と暴力を背景に、途方もなく肥え太った男の半生を赤裸々に綴った衝撃作!!政・官・財・暴を手玉に取った「食肉業界のドン」が、狂牛病騒動に乗じてわれわれ国民の“血税”を貪り喰らう様を暴く。

目次

はじめに―「帝王」浅田満の素顔
伝説の奉公人
同和と暴力を両輪に
影の億万長者
北海道に進出
「永田町」と「霞が関」を手玉に取る
鈴木宗男の後見人に
知事もひれ伏した大阪府
地元市長は舎弟
狂牛病騒動で荒稼ぎ
証拠を闇に葬る完全犯罪
浅田流「商売哲学」
「サイドビジネス」が炙り出す底力
史上最強のタニマチ
ファミリーの肖像
虚像が剥がされた帝国

著者等紹介

溝口敦[ミゾグチアツシ]
ノンフィクション作家、ジャーナリスト。1942年、東京都に生まれる。早稲田大学政治経済学部を卒業。出版社勤務などを経て、フリーに。2003年、『食肉の帝王―同和と暴力で巨富を掴んだ男』で第25回講談社ノンフィクション賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

197
第25回(2003年)講談社ノンフィクション賞。 食肉の帝王と呼ばれる 浅田満を追った 作品である。大阪羽曳野市を出発点に 暴力と政治家を使って、のし上がっていく 浅田の剛腕が 明らかになる。 それにしても 浅田の人脈には 驚く …部落解放同盟、山口組、そして 鈴木宗男などの政治家たち… 現代の闇のフィクサーの実像に 改めて 驚く、そんな作品だった。2018/07/18

ニッポニア

37
これはまた力ある本です。同和、ヤクザ、政治家、タブーなく語っているのが、いいですね。上り詰めてしまえば、ある程度なんでもありになってしまう。そこに至るまでの、人脈なり人柄なり能力なりがあった。ということでしょう。事実として受け入れて、搾取される側から逃れないといけません。2022/09/17

Kentaro

36
部落差別の早急な解決を国の予算と責任で図る同和対策事業特別措置法は一九六九年に始まり、後継法を経て二〇〇一年度をもってすべて終了した。大阪府など一部地方自治体には「逆差別」と批判されるまでの被差別地域や組織に対する補助金のバラ撒きがなお続いているが、少なくとも国のレベルでは同和対策に名を借りた所得の移転、つまりは本書に記したような同和を名乗る利権的な組織や事業者に対する不当で過大な補助や支出はできないことになった。 本書では取材に基づいた実態、政治家中川一郎や金丸信、鈴木宗男等との関係も含めて多数紹介。2020/05/03

たぬきごんべい

29
食肉のドン浅田満氏にからむ同和、ヤクザ、BSEでの詐欺事件など溝口さんにしか書けない渾身のドキュメント。この本がきっかけで浅田氏は逮捕された。逆に言うと4ヶ月ほどの取材でここまで分かるのに警察は何やってたんだ。とも思う。 読み物としてはあまり面白くはないが、取材力、内容は素晴らしい。★4.0 2016/12/29

きょちょ

28
講談社ノンフィクション賞受賞作。羽曳野市の浅田御殿は、大阪ではつとに有名だ。帝王浅田満は、もともとは同和利権がらみからだったが、政界・財界・暴力団と人脈を作り巨万の富を得る。BSE問題で牛肉偽装がばれ起訴されるが、一生贅沢に暮らせる財があるのに何故牛肉偽装に手を出したか?私ならとっくの昔に引退し遊んで暮らすが、それは小市民的考え方で、だから私は金持ちになれない。BSE問題は農水省の安易な対策で、食肉業者にとってこんな楽な金儲けはなかった。しかし彼は本当に「やり手の実業家」だと感心する面も多々ある。 ★★★2017/05/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/535427
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品