内容説明
呼吸とは、単に酸素を取り入れているだけではない。近年の研究によれば、深呼吸をすると、脳波にα波が増えて心がリラックスしたり、自律神経のバランスがよくなったり、プロスタグランジンI2という物質が分泌されて血圧降下剤が不要になるほど血圧が下がるなど、心と体に大きな効果があることが解明されてきた。深呼吸は、いつでも、どこでも、誰でも、道具なしでできる最も簡単な動作だ。本書では、日常生活やスポーツで実際に役立つ方法を紹介する。
目次
呼吸のメカニズム
吐く息で心が落ち着く
吐く息で癒し効果
息を止めると力が湧く
基本「腹式呼吸」トレーニング法
東洋健身術の「吐く息」トレーニング法
実践「吐く息」呼吸法(日常編;スポーツ編)
著者等紹介
永田晟[ナガタアキラ]
1936年、島根県に生まれる。東京大学教育学部を卒業。医学博士。東京都立大学理学部助教授、新潟大学大学院教授、早稲田大学大学院教授を経て、(財)富山県健康スポーツ財団理事。富山県国際健康プラザ・健康スタジアム館長。国際伝統医学センター研究室長も務める。コンピュータ利用のバイオフィットネスのシステム化など運動生理学の研究で知られている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。