講談社+α文庫
実録 田中角栄と鉄の軍団〈下〉角栄は死なず

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  • サイズ 文庫判/ページ数 393p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062568500
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0121

内容説明

キングメーカーとして政界に君臨する田中角栄に、ついに竹下登・金丸信が反旗を翻した。橋本龍太郎、小沢一郎、羽田孜ら角栄の子飼いと「創政会」を旗揚げし、派閥乗っ取りをもくろむ竹下・金丸。それを叩き潰そうとする角栄。だが、凄まじい攻防戦の最中、角栄は脳梗塞で倒れた。主なき後、自民党最大派閥を引き継ぐのは誰か。田中軍団を真っ二つにした全面抗争の火蓋が切って落とされた。闘争は田中軍団の宿命か―。角栄を継承する男たちの闘いは続く。

目次

第1章 下克上―「創政会」旗揚げ
第2章 田中支配の終焉
第3章 鉄の軍団に走る亀裂
第4章 宿命の全面抗争
第5章 田中派解体のとき
第6章 田中の教えを引き継ぐ者たち

著者等紹介

大下英治[オオシタエイジ]
1944年、広島県に生まれる。広島大学文学部を卒業。大宅マスコミ塾第7期生。1970年、週刊誌の特派記者となる。月刊誌に発表した『三越の女帝・竹久みちの野望と金脈』が反響を呼び、岡田社長退陣のきっかけとなった。作家として政財官界から芸能、犯罪まで幅広いジャンルで旺盛な創作活動をつづけている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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とみやん📖

2
面白かった。上と中は10年ほど前に読んでいたが、下をようやく読了。子供の頃、ロッキード、リクルートコスモス、佐川急便など、田中の流れを汲む金権政治の批判を聞きながら育った。今の安倍政権と異なり、自民党一党独裁で、政治闘争が激しい時代だったのだと思う。実録とあるが、おおよそ知ることのありえない権力者の本音や情念が恰も全て事実のように書かれており、ノンフィクション小説なのだと思う。それにしても、田中真紀子の傍若無人ぶりは凄いと思う。角栄、金丸信あたりの存在感はずば抜けていて、今の政治家とは雲泥の差だと感じる。2015/01/18

山口 健俊

0
田中派が崩壊する様子と、新しい田中派が結成していく様子がつづられている。 残念なのは、人物伝の集まりみたいな感じになっているところ。上・中巻のような流れを大切にして欲しかった。2006/01/31

shiaruvy

0
軍団分裂、創政会誕生。

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