内容説明
京都は得体の知れない街である。この街には昔から「白足袋に逆らうな」という警句がある。つまり、お公家さん、茶人、花街関係者、僧侶、室町の商人たちである。これらの人たちに逆らうとひどい目にあうという意味であり、今も滅多なことで事を荒立てることはない。それぞれの分野には、おやっと思うような力を持った人物が息をひそめている。ものを決める時、事を運ぶ時、影の権力者たちは、いかなる力を発揮するのか!闇の権力構造の実体に鋭く迫る。
目次
第1章 高僧―秘められた宗門パワー
第2章 家元―茶の湯に伝わる侘の心と権威
第3章 花街衆―遊と美の世界の舞台裏
第4章 御所はん―菊の御紋の向こう側
第5章 室町の商人―生き残りをかける美の裏方
第6章 共産党―古都で育った革新の秘密
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けろ
0
★★★★☆2008/04/10
Hiroyuki Masubuchi
0
2017/03/08
恵
0
寺と御所がらみの話が、とても興味深くて面白かった。東寺の宗派離脱やお東紛争の後日談なんて、活字で語られるのは珍しいんで。しかし、このタイトルは失敗では?と思う。マイナスのイメージしかかもし出さない・・・。2011/05/19
二条富小路
0
⭐️⭐️2021/08/30
JFK
0
白足袋に逆らうな。 本願寺と西陣と祇園には、手を触れるな。 覚えておこっと。 免除制度は免除を商品化することで資金を蓄積、組織拡大の資本主義地下構造、なるほど!2021/02/13
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