講談社+α文庫<br> 京都に蠢く懲りない面々―淫靡な実力者たち

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講談社+α文庫
京都に蠢く懲りない面々―淫靡な実力者たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062568173
  • NDC分類 302.16
  • Cコード C0195

内容説明

時はバブル全盛期から、はじけるころ。いわゆるバブル紳士や黒幕、ヤクザたちが跋扈していた。古都・京都にも東京から大阪からものすごい勢いで資本が流れ込み、地上げやマンション、ゴルフ場開発が進行するなかで、事件が頻発した。事件の背後で暴利をむさぼったのは誰なのか―。同和、暴力団、宗教団体、有力企業、官公庁などの暗部を綿密な取材で暴く!マスコミが報じない現代のタブーに挑む「懲りない面々」シリーズ第1弾。

目次

「同和」をネタに行政を脅す暴力団―“成功報酬”は一億円也
京の闇を仕切る会津小鉄・高山登久太郎会長に迫る
KBSを乗っ取った黒幕たち―福本邦雄・許永中・山段芳春氏の狙い
“地獄の特急便”の錬金術―佐川急便・佐川清会長の虚像と実像
得体が知れない崇仁協議会の力と金
“京都最後の一等地”の奇怪な動き―光進・小谷逮捕で疑惑が噴出
「建都千二百年」にかける塚本幸一商議所会頭の内憂外患
三和銀行のダーティーワーク―ライトプランニング事件の深層
倒産した村本建設の背後に「政治家」と「解放同盟」の影
「金丸」企業に四十七億円支払った京都市―背後にイトマン人脈
阿含宗・桐山靖雄管長の闇―その急成長の秘密と実態を暴く
東本願寺紛争の舞台裏―内紛に群がる右翼、利権屋、勝共連合
“現代のタブー”となった裏千家、二つの顔
占い師・細木数子と組んだ世にも不思議なお墓商法

著者等紹介

湯浅俊彦[ユアサトシヒコ]
1937年、京都府に生まれる。立命館大学法学部卒業。国家公務員、週刊「京都民報」記者・編集長を経て、1986年、かもがわ出版編集長、1998年、同会長

一ノ宮美成[イチノミヤヨシナリ]
1949年、大分県に生まれる。同志社大学文学部卒業。新聞記者を経て、フリージャーナリストに。『関西に蠢く懲りない面々』(かもがわ出版)シリーズの著者
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobody

7
これまた金融でなくて残念だが、本書の「論理展開」は全て、以下の調子である。「京都駅をゼロメートルとすると御池通は十八・八メートル高い。駅が六十メートルだと、京都ホテルより二十メートル低いビルになってしまう。経済センターは京都駅より二十メートルは低い必要があり、駅が六十メートルに抑えられると経済センターは京都ホテルより四十メートルも低くなる」。繰り返す。初めから終わりまでこんな感じである。ストレスにならないという人はお読みになるとよい。初出新奇専門語は解説しない。100人中90人はついていけない。100人中2023/08/03

Hiroyuki Masubuchi

0
2017/03/08

towerofthesun

0
だいぶ古い内容だが、とにかく伝統をかざす勢力にろくな人物がいないな、と感じた。しかもその“伝統”も、都合よく換骨奪胎されたものだったりするわけで。伝統があって悪事があるのではなく、悪事の箔付けに伝統が利用されるということ。そういう意味では京都という土地は箔付けに事欠かない。2022/09/20

さざめざく

0
17年前に買った本を再読――2021/10/25

キオン☆

0
登場人物のその殆どは、鬼籍に入られていると思うが、金丸前副総裁の資金管理団体、丸金コーポレーション、まんまだよ。”蛇の道は蛇”という諺があるけど、一般人が関われる世界でないことは確かだよ。お寺さんも一皮むけば、怖いわね。遠くから手を合わせるだけで十分だわ。税務署員、警察官...京都にだけは赴任したくないかもね。2021/08/20

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