内容説明
11歳で子役としてデビューしてから四十数年、仕事やプライベートで吉永小百合が訪れた、たくさんの世界の街々。街の記憶は、人々との出会いや、さまざまな映画の思い出につながっていく。映像からだけではわからなかった、吉永小百合の素顔や女優人生での思いがけないエピソードが、さわやかに語られる。1997年に始まり、多くのリスナーに愛され続けてきたTBSラジオの人気番組、待望の文庫化。
目次
永遠の夢大陸(パリ―人生の転機に訪れた街;ロンドン―アールグレイで優雅なひとときを ほか)
ハプスブルクの残照(ウィーン―音楽の都、お菓子の街;プラハ―ふたたびの春の訪れを ほか)
悠久の大地を行く(トゥルファン、ウルムチ―あこがれのシルクロードに立つ;ホーチミン―ベトナム女性はピリリと辛い唐辛子 ほか)
新世界の響きに乗って(ボストン―心から楽しんだアメリカの古都;ニューヨーク―刺激に満ちた大都会 ほか)
南十字星の下で(クライストチャーチ―緑あふれる豊かな島国;シドニー―旅はマチルダを背負って ほか)
著者等紹介
吉永小百合[ヨシナガサユリ]
東京都に生まれる。1957年にラジオドラマ『赤胴鈴之助』で子役デビューし、1959年には映画界にもデビューする。『キューポラのある街』『愛と死をみつめて』『おはん』『時雨の記』『長崎ぶらぶら節』など、100本以上の映画に出演。テレビドラマの代表作に『夢千代日記』があり、歌手としても『いつでも夢を』『寒い朝』などで知られている
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