内容説明
人気絶頂のエンリケ・イグレシアスやリッキー・マーティン、ボサノーヴァの小野リサ、かのブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ、天才アストル・ピアソラ…そうそうたるミュージシャンたち。世界の最先端の音楽シーンを賑わすラテン音楽は、長い年月をかけて混血をくり返し、進化してきた民俗音楽だった!歴代の名演を心に刻んできた著者が、ラテン音楽の魅力をあますところなく紹介。涙する名曲から最新のポップスまで、厳選のCDガイド付き。
目次
第1章 音楽大国キューバ―伝統音楽を今に甦らせたアダルベルト・アルバレス
第2章 ラテン音楽基地ニューヨーク―ラテンアメリカ人のるつぼ、バリオから世界へ
第3章 進化するカリブ音楽―多国籍アイランズの多彩なサウンズ
第4章 ボサ・ノーヴァだけじゃないブラジル―伝統と多様さを誇る南米最大の国の音楽
第5章 民のうたフォルクローレ―「美しい夢」に昇華された民衆のこころ
第6章 さまざまな思いがこもるヌエバ・カンシオーン―ひとは歌で闘えるか?
第7章 一世を風靡したメキシカン・ラテン―トリオ・ロス・パンチョスよ、もう一度
第8章 タンゴ・アルヘンティーノの光と影―場末のダンス音楽からポルテーニョの音楽へ
第9章 伝統のある音楽が素晴らしい―結びにかえて
著者等紹介
竹村淳[タケムラジュン]
1937年3月1日、神戸市に生まれる。早稲田大学第一文学部文学科演劇専修を卒業。広告代理店のコピーライターを経て、1973年に独立し、フリーランスのコピーライターに。1976年より音楽ジャーナリストとしても活動を始める。また、中南米&カリブ音楽のCDをプロデュースし、その魅力の普及につとめている。1981年からNHK‐FMで中南米&カリブの音楽を中心とした番組「ポップス・ステーション」や「ポップス・グラフィティ」のDJ(ディスク・ジョッキー)として活躍。現在は「ミュージック・プラザ~ポップス」の火曜日を担当
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