講談社+α文庫
推理小説常習犯―ミステリー作家への13階段+おまけ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 299p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062567282
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C0191

内容説明

1985年、「画狂人ラプソディ」で横溝正史賞の佳作に入選、同年「モーツァルトは子守唄を歌わない」で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、華々しく作家としてデビューした本書の著者、森雅裕。音楽、刀剣、絵画、バイクなどに対する深い知識をもとに、綿密な取材を行って書かれた森氏の著作は、どれも高い評価を受けている。それにもかかわらず、森雅裕は、なぜ「出版界の問題児」といわれるようになったのか。業界の謎が明かされる。

目次

1 推理作家への道(あなたも推理作家になれる―だが、それからが大変だ;テーマと人物設定;心がけと文章修業;ネタの拾い方;執筆にあたって;ストーリーの作り方;道具の選定;受賞前後 ほか)
2 ミステリー作家風俗事典

著者等紹介

森雅裕[モリマサヒロ]
1953年、兵庫県に生まれる。推理作家。東京芸術大学美術学部に入学、1983年卒業。1985年「画狂人ラプソディ」が横溝正史賞の佳作に入選する。同年「モーツァルトは子守唄を歌わない」が第31回江戸川乱歩賞を受賞。その後、執筆の他、美術家、音楽家としても活動する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

barabara

4
損する人としにくい人、っているもんなぁ…と思いながら読んだ。でもどんな社会でもそういう事はあるもんだ。ちょっとした受け取りの違いから、なんとなく苦手→嫌い→相性のよい人とは態度が違ってくる、などなど。日本では確かに生きづらい方かもしれない。なるべく人には対して当たりの柔らかい態度を取るのが計算ととるか、結果として聡明で当たりが柔らく人を傷つけないととるかは人それぞれだけど。2015/01/01

もえぞう

3
最初は出版業界は酷いなと思いながら読んでいました。ですが、森雅裕さんもなんだかなーと思える文章が多々有ります。リアリティの章で批判や批難では無いと言い何人もの作家と作品名を実名で出して、ここが間違っていると言っています。そして、自分のミスは勘弁してもらいましょうという始末。ここから作者もどうなんだろう?と思いながら読んでいました。作者は自分は悪く無い、誠実に対応していたと書いてますが、書いてある文章には必ずしもそうでは無かった様に見受けられます。この本、森雅裕さんのファンが読んだらガッカリしないのかな?2023/01/27

koishikawa85

2
奇書というべきだろう。ミステリー業界の一種の暴露本で編集者の悪口だらけ。197ページには「うやましね」とまで(短歌に隠して)書かれているが、宇山日出臣は講談社の編集者である。講談社の悪口がかなり多いのにそれが講談社から出版されてしまう不思議。森氏のミステリーについては大昔に1冊しか読んだことがないので判断を保留するが、数年前に出たコンビニ奮闘記も面白かった。2016/03/22

あき

2
飲み屋で上司の愚痴をずっと聞かされているような、そんな一冊。気持ちはわかりますが、そろそろおしまいにしましょうよと声をかけたくなる感じです。ここまで書いちゃって、大丈夫?2009/10/01

bittersweet symphony

1
横溝賞佳作・乱歩賞受賞でデビューしたため一般的にはミステリー作家とカテゴライズされている(その前に知られていないか…)作家の怨念がこもったHOW TO本というか業界の暴露本。何も知らない人がHOW TO本のつもりで買う場合もあるだろうに…。この著者を知ったのは乱歩賞受賞作「モーツァルトは子守唄を歌わない」を当時珍しく単行本で買ったのがきっかけでした(同時受賞が東野圭吾氏の「放課後」、こちらも買った)。作家としての力量は相当高い人なのですが、それゆえに万人には受けないし大手出版社にもいい扱いは受けない。2005/06/05

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