内容説明
北朝鮮の諜報機関は、いかにしてスパイを選抜し、教育し、外国に潜入させているのか―国家のためという大義名分のもと、密閉教育を長期にわたって受けたスパイ・工作員にとって、善良な市井人の拉致、爆破、殺人等々は、なんの良心の痛みもともなわない日常茶飯事なのである。韓国当局の秘密資料をもとに、金正日のおそるべきスパイ戦略を暴く。
目次
プロローグ 生還できなかったスパイたち
第1章 夫婦スパイ養成作戦
第2章 “暴走”はいつ始まったのか
第3章 スパイ生活三十六年目の失策
第4章 運命にもてあそばれた悲劇のスパイ
第5章 「新世代スパイ」の台頭
第6章 「自分」を消して生きた男
第7章 おそるべき秘密警察
第8章 「南朝鮮革命」を遂行せよ
著者等紹介
全富億[チョンブウク]
法政大学文学部を卒業後、東京朝鮮中学校・高校で教員をつとめる。その後韓国民団中央本部に勤務。ジャーナリスト
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