内容説明
「メイク」は化粧品と道具と手を使って作るもの―。しかしそれらを動かすのは自分の気持ちであり、思考であり、本質である。そしてそれらが反映されないメイクはただの上書きにすぎないのだ。「きれい」になるためには、メイクアップという実際的な行為以上に、流行や時や気分に左右されない本質的なことがらを見極め、生活の中にある美意識の素を磨くことが大切。メイクにはその人の内面が如実に表れるのだから。
目次
1 「きれい」の心得(メイクは「きれい」を引き出すためのもの;「なりたいイメージ」を起点にするメイク ほか)
2 美意識を高めるものたち(美の出発点は小さなところに;マティスの色に惹かれる ほか)
3 日々の中で「きれい」を育てる(「ていねい」の大切さ;肌に触れる手 ほか)
4 きれいに年齢を重ねるために(「物の格」を甘く見てはいけない;サガンの描く「きれい」な女 ほか)
著者等紹介
藤原美智子[フジワラミチコ]
1958年、秋田県に生まれる。1992年、LA DONNA(ラ・ドンナ)事務所を設立。雑誌のビューティーページ、コマーシャル撮影などのヘアメイク、執筆、化粧品会社のアドバイザー、テレビ出演、講演などに幅広く活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゴリ押し太郎
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よくあるメイクアップに関する本だと思っていたので、いい意味で裏切られた。キレイになるためにはその場しのぎのメイクをせず、肌も自分の気持ちも大切にしてあげるのが重要だと感じた。2017/01/23
ねこ
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だいぶ古い本ですね。つけまつ毛、アイプチ、カラコン、ヘアカラー、スキンケア・・・そういうものから数年前に卒業した私。最近は眉毛だけ書いて出かけたりします。そして本作を読んで『これじゃダメなのか・・・』と苦笑。確かに何となくメイクしてる感じはある。丁寧に、理論を理解して、メイクする。うーん。難しいけど、マスカラくらい高いやつ使おうかしら・・・。でもこんな自分がとても好きだったりする。メイクしなきゃ外出出来なかった頃は、今より可愛く写っているけど。でも今より自信も無かった。少ないメイクの工程を丁寧にしようか。2014/10/09