内容説明
誰にでもわかっているようで、わからないことが多いのが民話だ。「桃太郎や瓜子姫に隠された意味は?」「天狗や鬼や河童などの妖怪を昔の人はどう考えていたの?」「民話に三人兄弟が多いのは何故?」話の題名だけでなく、動・植物名、神や妖怪や昔の職業、暮らしの道具等、300以上の項目から民話の内容がすぐにひける、民話のことなら何でもわかる、画期的なガイドブック。
目次
第1章 話のかずかず(50音順)
第2章 民話の動物と植物
第3章 神と異郷と妖怪と
第4章 暮らしのむかしむかし
第5章 年中行事と民話
第6章 昔語りのすがた
第7章 民話のひろがり
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HaruNuevo
33
数え間違えしてなければ165話の民話の概要、それぞれの背景だったり意味するところだったりを収録しつつ、日本人の心の原風景をなぞるような、辞典でありながら温かみを感じる内容。 幽霊列車やタクシーの幽霊まで収録されていて、おや?と思ったけど読んでみたら確かに近代の民話よ。2025/02/15
やご
0
日本の代表的な民話約160話のあらすじと背景の紹介を中心に民話に登場する動植物や行事の解説などを盛り込んだ事典。事典といっても普通の読み物のように読んでいける構成になっています。内容も豊かで楽しいです。索引まで含めると500ページ近いのですが、あっというまに全部読んでしまいました。2005/12/02