内容説明
1995年3月30日、国松孝次警察庁長官を3発の銃弾が貫いた。驚くべきことに、犯行を自供したのはオウム真理教信者の現職警察官だった。ところが、狙撃事件の立件は見送られ、被疑者は「放免」されてしまう。事件に深くかかわったとされるオウム信者も依然として逃亡中だ。国松長官はなぜ狙撃されたのか。犯人はなぜ逮捕されないのか。誰も書けなかった警察庁・警視庁の暗部を暴く衝撃の問題作。
目次
第1章 遺恨の原形
第2章 保秘の断裂
第3章 告白の封印
第4章 予見の密葬
第5章 不信の煽動
第6章 暴力の洞察
著者等紹介
谷川葉[タニカワヨウ]
1957年、東京都に生まれる。早稲田大学卒業と同時に新聞社へ。社会部記者として長年警察の捜査に接し、「警察の本質は公安にある」という結論に達する
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