内容説明
名人戦、十段戦、竜王戦、王位戦、棋聖戦、棋王戦、王座戦、王将戦…。四半世紀にわたり数々の名勝負を盤側で見続けてきた将棋観戦記者だからこそ書ける、名勝負にまつわるちょっといい話。大山、升田、中原、米長、加藤、谷川、羽生、佐藤、藤井、小池、大田、加賀ほか、プロ・アマを問わず数多くの棋士との公私にわたるつきあいのなかからわかった、対局だけでは知ることのできない棋士たちの人間味あふれる素顔にも迫る。
目次
プロローグ 羽生善治竜王大いに語る―本当に力のある、息の長い棋士に
第1章 新世紀の将棋界
第2章 世紀の巨匠大山康晴と升田幸三
第3章 奇人・変人・奇癖
第4章 十段戦を彩った棋士たち
第5章 竜王戦秘話
第6章 盤側つれづれ草
著者等紹介
山田史生[ヤマダフミオ]
1936年、東京都に生まれる。1959年、早稲田大学を卒業後、読売新聞社に入社。地方部・娯楽部などを経て、1971年から文化部に所属し、将棋、囲碁、芸能などを担当。以後、四半世紀にわたり、将棋・囲碁観戦記者として、大山、升田、中原、米長、加藤、谷川、羽生、佐藤、藤井、小池、大田、加賀ほか、プロ・アマを問わず数多くの対局を観戦してきた。1988年には「竜王戦」創設に参画する。1996年に定年退職し、フリーで将棋・囲碁観戦記を執筆するかたわら、「囲碁・将棋チャンネル」(CS衛星放送)顧問として、将棋番組のレギュラーキャスターを務める。著書には『棋士と扇子』(里文出版)、共著に『スター棋士23人衆』(木本書店)、『竜王決定七番勝負シリーズ』(読売新聞社)、『名棋士81傑ちょっといい話』(講談社+α文庫)などがある
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