内容説明
本書は、著者のツワルスキーがアメリカで実際に行っている、マンガによるセラピーにもとづいて書かれたものである。人は、ちょっとしたことから、自分を価値のない人間だと思いこんでしまったり、自虐的な行動に走ることがある。そんな、自分で自分を傷つけるような状況を打破し、日々、いい精神状態で過ごすことができるようにするためのセルフ・ケアの方法がちりばめられている。
目次
第１章 自分には価値がない！？―自己否定にはしる心理
第２章 心はこんなに病んでいる―自己否定型人間の１１の症状
第３章 ほんとうの自分に気づく―自己イメージを修正する
第４章 日々のセルフ・ケア―自己再生の原則
第５章 いい精神状態で生きる―自己信頼を回復する
著者等紹介
ツワルスキー，エイブラハム Ｊ．［ツワルスキー，エイブラハムＪ．］
アメリカの著名な精神科医。ユダヤ教の正式のラビ（教師）でもある。ペンシルベニア州のゲートウェイ・リハビリセンターを創設し、メディカル・ディレクターとして活躍中
きたやまおさむ［キタヤマオサム］
１９４６年、兵庫県に生まれる。京都府立医科大学を卒業。精神科医。開業医を経て、九州大学大学院人間環境学研究院教授。大学在学中に“フォーク・クルセダーズ”を結成。「帰ってきたヨッパライ」「イムジン河」などのヒット曲をもつ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nyoppi
0
なぜヒトは卑屈になるのか。子供時代をふりかえって、両親から決断をゆだねられないとき、泣いたときにそんなことで泣くなと言われたとき、自分には価値がないんだと卑屈の心が育ってしまう。お昼ご飯をデスクで一人で食べるのではなくて、一緒にいいですかと話しかけたり、グループセラピーで自分の価値を客観的に見る努力をしたり、少しずつ時間をかけて改善することができる。自暴自棄になって自分は幸せになる価値がないんだと、破滅的な選択をしないことが大切。2014/09/10
-
- 和書
- ありがとうとだけ伝えて
